2025.12.28 沖縄のシーミーとは?時期・何をする行事かなどを解説!

沖縄で春になるとよく耳にする「シーミー」。
県外ではあまり馴染みのない言葉ですが、沖縄では今も多くの家庭で大切に受け継がれている伝統行事のひとつです。
「シーミーって何をするの?」「いつ行われる行事?」「お墓参りとは何が違うの?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。本記事では、沖縄のシーミーの基礎知識から、行う時期、行事の流れ、料理や供養の特徴までをわかりやすく解説します。
沖縄の文化を知りたい方や、実際に参加する予定がある方はぜひ参考にしてください!
沖縄の行事「シーミー」ってなに?

シーミーとは、沖縄で春に行われる先祖供養の行事です。
正式名称は「清明祭(せいめいさい)」といい、家族や親族が集まり、お墓の前で先祖へ感謝を伝えます。沖縄出身の方であれば、一度は参加したことがあるという人も多く、沖縄ではお盆と並ぶほど大切にされている行事のひとつです。
沖縄のシーミーはいつ行われる?
シーミーは、二十四節気のひとつである「清明」の時期に行われます。新暦では、毎年4月上旬〜中旬ごろが目安です。この期間中は、親族が集まりやすい日を選んで行うのが一般的で、厳密に決まった日付があるわけではありません。
沖縄のシーミーの意味と由来は?
シーミーは、中国の「清明節」の影響を受けて沖縄に伝わった行事とされています。
沖縄では独自の文化と結びつき、先祖を敬い、家族や親族のつながりを確認する行事として根づいてきました。
そんなシーミーには、『先祖への感謝』『家族、親族の絆を深める』『命のつながりを感じる』
といった意味合いがあり、家族で集まる機会として沖縄では欠かせない行事です。そのため、形式ややり方は家族ごとに少しづつ違いがあり、最近では簡略化しながら続けている家庭も少なくありません。
沖縄のシーミーは何をするの?
沖縄のシーミーでは、家族や親族が集まり、お墓の前で祖先を供養しながら一緒に食事をするのが大きな特徴です。本土のお墓参りとは少し違い、にぎやかであたたかい雰囲気の中で行われます。
ここではそんな沖縄のシーミーでは、何をするのかを紹介します!
・お供え、線香、ウートートーを行う
お墓に着いたら、重箱料理や果物、お酒などをお供えし、線香をあげて「ウートートー(手を合わせ)」を行います。先祖に対して感謝の気持ちを伝え、家族の近況を報告する意味も込められています。
形式ばった読経などはなく、比較的自由で家庭的な供養なのも沖縄らしいポイントです。
・ウチカビ(打ち紙)を燃やす
シーミーでは、拝みのあとにウチカビ(打ち紙)を燃やすことがあります。ウチカビは、あの世で使うお金を表した紙で、先祖が困らないようにと願いが込められています。燃やした煙にのせて先祖へ届けるという意味があり、線香と一緒に行われる事が多い供養です。
・親族みんなで食事をする
供養がおわったあとは、お供えした料理を親族で囲んで食事をします。これがシーミーの大きな特徴で、「先祖と一緒に食事をする」という考え方が根底にあります。お墓の前で食べる事もあれば、場所を移して食事をする家庭もあり、スタイルはさまざまです。
・所要時間の目安
シーミーにかかる時間は、1〜2時間程度が一般的です。
親族が多い場合は、会話が弾み半日程かかることもあります。
・一般的なお墓参りとの違い
一般的なお墓参りは、静かで短時間で終えるイメージが強いですが、シーミーでは親族が集まり賑やかな場で、料理をお供えし一緒に食事をします。
シーミーでは沖縄料理が欠かせない!

沖縄のシーミーでは、料理のお供えがとても重要な役割をもっています。先祖に感謝を伝えると同時に、親族が集まり食事を共にするため、沖縄ならではの料理がかかせません。
沖縄のシーミーといえば重箱!
中でもシーミーの定番は重箱料理です。三段や四段の重箱に料理を詰め、お墓へ持参する家庭が多く見られます。重箱は見た目も華やかで、「きちんと先祖を迎える」という意味合いもこめられています。
良く用いられる料理としては、三枚肉・昆布・かまぼこが、どの家庭のシーミーにも並んでいます。これらは縁起の良いとされ、古くからシーミー料理として親しまれてきました。家庭によっては、天ぷらや揚げ物、魚料理などが加わることもあります。
手作りが基本?購入してもいい?
以前は、家族や親戚が集まって手作りするのが一般的でしたが、最近では総菜や仕出し、スーパーで購入した料理を使う家庭も増えています。大切なのは形式よりも気持ちです。各家庭のスタイルに合わせて行うのが、現代のシーミーとなっています。
まとめ
沖縄のシーミー(清明祭)は、春に行われる沖縄独自の先祖供養の行事です。お墓の前で拝み、料理を供え、親族みんなで食事をするという文化は、沖縄ならではの特徴となっています。
大切なのは形式ではなく、先祖を思う気持ちと、家族のつながりを大切にする心です。
時代とともに形は変わりつつありますが、シーミーは今も沖縄の暮らしに深く根づいた大切な行事として受け継がれています。

