
沖縄の旅で出会える楽しみのひとつが、地元で大切に受け継がれてきたお酒「泡盛」です。泡盛は沖縄で古くから親しまれてきた蒸留酒で、今も多くの酒造所が伝統の技を守りながら、こだわりのお酒をつくり続けています。
そんな泡盛の魅力をもっと知ることができるのが、泡盛の「工場見学」。泡盛の製造工程を実際に見学できるだけでなく、試飲や限定商品の購入ができる施設も多いです。
県内には、那覇・首里周辺のアクセスの良い酒造所から、離島の自然に囲まれた個性豊かな蔵元まで、見学可能な泡盛工場が点在しています。それぞれの酒造所で異なるこだわりや技術、受け継がれる歴史があり、訪れるたびに新しい発見があるでしょう。
今回は、沖縄本島から離島まで、泡盛の工場見学が楽しめるスポットをまとめてご紹介します。泡盛に興味がある方はもちろん、沖縄ならではの文化やものづくりに触れてみたいという方にもおすすめです。
瑞泉酒造

引用:www.zuisen.co.jp
「瑞泉酒造」は1887年創業、琉球泡盛の伝統を今に受け継ぐ老舗の蔵元です。首里城から徒歩2分という立地もあり、観光がてら立ち寄れるスポットとして人気です。
見学では、まず泡盛の歴史や瑞泉酒造の成り立ちを紹介する約10分のDVDを鑑賞。戦前に東京大学で保管されていた黒麹菌を用いた「御酒(うさき)」の開発エピソードなど、泡盛の奥深さに触れられます。
その後は、予約者優先で古酒の飲み比べや、沖縄県産素材を使用したリキュールの試飲ができます。ノンアルコールの「もろみ酢」も用意されているので、お酒が苦手な方でも楽しめます。また、蔵元でしか手に入らない限定酒やオリジナルグッズの販売も行っています。
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 日曜日 |
住所 | 〒903-0814沖縄県那覇市首里崎山町1-35 |
電話番号 | 098-884-1968 |
アクセス | ・ゆいレール首里駅より徒歩圏内 ・首里城・継世門より徒歩約2分 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/CGENcibUuUJJz1zB6 |
くぅーすの杜 忠孝蔵

引用:www.chuko-awamori.com
那覇空港から車で約10分というアクセスの良さが魅力の「忠孝蔵」は、受賞歴も豊富な忠孝酒造が運営する酒蔵見学施設です。
伝統的な手造り泡盛の工場や、多くの古酒が眠る蔵、さらに甕(かめ)造りを行う「忠孝窯」など、泡盛の文化や歴史をじっくり学べます。泡盛の飲み比べもでき、スタッフから丁寧な説明を受けながら、自分にぴったりの1本を見つけられます。
ここでしか手に入らない限定商品も販売されています。また、特別な古酒を専用蔵で熟成させる「THE OWNERS」という預かりサービスも利用できます。
営業時間 | 9:00~17:30 |
休業日 | 木曜日・1月1日元日 |
住所 | 〒901-0232 沖縄県豊見城市字伊良波556-2 |
電話番号 | 098-851-8813 |
アクセス | ・沖縄自動車道 豊見城 ・名嘉地ICから80m ・我那覇バス停から徒歩約3分 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/HfxB2wuTc524WwS47 |
神村酒造

引用:kamimura-shuzo.co.jp
沖縄本島・うるま市にある神村酒造では、泡盛を理想的な環境で熟成させるため、地下蔵を設けています。年間を通じて気温と湿度が安定しており、時間をかけてじっくりと古酒を育てています。
蔵見学では、ガラス越しではなく、実際に工場内に入り、発酵中のモロミの香りや雰囲気を五感で感じることができるのが特徴です。
見学の流れは、ビデオ上映 → 工場見学 → 試飲会となっており、所要時間は約40分。泡盛数種類に加え、ノンアルコールのもろみ酢飲料2種も試飲できます。「暖流カップ13度 200ml」または「暖流コースター2枚」のお土産付きです。
営業時間 | 10:00~16:00 |
住所 | 〒904-1114沖縄県うるま市石川嘉手苅 570番地 |
電話番号 | 098-964-7628 |
アクセス | 石川ICより車で約5分 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/tAw79AwJe9TGKBez6 |
やんばる酒造

引用:takazato-maruta.jp
沖縄本島北部の自然豊かな「やんばる」地域にあるやんばる酒造は、1950年に地元・大宜味村田嘉里の人々の出資によって誕生しました。
創業当初から、やんばるの島酒であり続けることを大切にし、今もなお地域密着の酒造りを続けています。やんばるの湧き水を使った泡盛は、やさしくまろやかな味わい。人と人をつなぐ、もてなしの酒として親しまれています。
やんばる酒造では、事前予約で工場見学ができます。見学後には泡盛の試飲も楽しめます。気軽に訪れて、島酒の魅力を体感してみてください。
営業時間 | 9:00〜17:00 |
休業日 | 日、第2・4土曜日、旧盆、年末年始 |
住所 | 〒905-1301沖縄県国頭郡大宜味村田嘉里417 |
電話番号 | 0980-44-3297 |
アクセス | 沖縄自動車道・許田ICより約1時間 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/dehbqAPrmqcYQixC7 |
比嘉酒造

引用:www.zanpa.co.jp/contact-4
読谷村にある老舗の酒造所「比嘉酒造」では、同社が手がける泡盛「残波」の古酒蔵を見学できるプランが用意されています。「泡盛残波100mlミニチュアボトル」または「残波ロゴ入りおちょこ」のお土産付き。見学後には、泡盛の試飲を楽しめます。
比嘉酒造では、泡盛をより現代のライフスタイルに取り入れやすい形で発信していく取り組みを進めています。伝統を守りつつ、時代に合わせて進化する泡盛。その魅力を間近で感じられる比嘉酒造の蔵見学は、泡盛ファンはもちろん、沖縄の文化に触れたい方にもおすすめです。
営業時間 | 10:00~・11:00~・13:00~・14:00~・15:00~ |
休業日 | 土日 |
住所 | 〒904-0324 沖縄県中頭郡読谷村字長浜1061番地 |
電話番号 | 098-958-2205 |
アクセス | 沖縄南インターより車で約30分 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/EQLhDb89SsrHLtU89 |
八重泉酒造

引用:yaesen.com
石垣島にある老舗の酒造所「八重泉酒造」では、泡盛の魅力をより深く知ってもらうための見学プログラムを実施しています。工場の中に入ることはできませんが、製造工程を紹介する15分ほどのDVDを視聴し、その後は同社の商品を試飲できます。
八重泉酒造は、伝統的な直釜式蒸留と、業界に先駆けた洋酒樽での長期熟成を組み合わせた、伝統と革新の融合が特徴です。石垣島産の米を使った泡盛や、島特産の赤ハブを用いたはぶ酒、さらにはワインやリキュール、お酢など、発酵技術を活かした多彩なお酒づくりにも取り組んでいます。
営業時間 | 9:00~16:00 |
定休日 | 土・日・祝日 |
住所 | 〒907-0023 沖縄県石垣市石垣1834 |
電話番号 | 0980-83-8000 |
アクセス | ・新石垣空港より車で約30分 ・離島ターミナルより車で約15分 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/jz7sbFJgYQVai9WB9 |
恩納酒造所

引用:manza.jp
沖縄本島・恩納村にある「萬座酒造」は、景勝地・万座毛のほど近くにある、村内で唯一の泡盛酒造所です。1949年、地元有志10名によって創業されたこの酒造所は、昔ながらの伝統的な製法を守りながら、現在も変わらぬ味と香りを大切にしています。
蔵の名前にもなっている代表銘柄「琉球泡盛 萬座」は、万人に愛される酒、という願いを込めて名づけられたもの。濃厚な旨みと甘みを持つ原酒、力強く育つ古酒づくりにこだわり、恩納村の自然に育まれた味わいが魅力です。
工場見学を希望される場合は、事前の問い合わせが必要です。
営業時間 | 8:30~17:30 |
定休日 | 土曜日・日曜日・祝日 |
住所 | 〒904-0411沖縄県恩納村字恩納2690 |
電話番号 | 098-966-8105 |
アクセス | 恩納村屋嘉インターより車で約1分 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/n2tYwMocZjF2vX1i7 |
多良川

引用:taragawa.co.jp
宮古島の豊かな自然の中で、70年以上にわたり泡盛を造り続けてきた「多良川」。1948年創業の老舗蔵元で、島の恵みを活かした芳醇な泡盛古酒づくりにこだわっています。
工場見学では、まず泡盛の製造工程を紹介するDVDを鑑賞後、「ういぴゃーうぷうす蔵」と呼ばれる洞窟の貯蔵庫を案内してもらえます。自然の中で泡盛がじっくりと熟成される様子を間近に感じられる貴重な体験です。
洞窟見学は悪天候の場合は中止になるため、訪問前に確認するのがおすすめです。
営業時間 | 午前10時~(平日のみ)/午前11時~/午後1時30分~/午後3時~ |
定休日 | 日曜・旧盆・年末年始休暇 |
住所 | 〒906-0108沖縄県宮古島市城辺字砂川85 |
電話番号 | 0980-77-4108 |
アクセス | 宮古島平良港より車で約30分 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/orhthNmqMQ7rRzqm7 |
崎山酒造廠

引用:sakiyamashuzo.jp
明治38年創業、沖縄本島北部にある「崎山酒造廠」は、首里で培った伝統の技を受け継ぎ、天然水に恵まれた地で70年以上にわたり泡盛造りを続けている老舗蔵元です。
見学では、泡盛の製造に対するこだわりや「三日麹」に代表される丁寧な仕込みなど、蔵元の情熱が込められた酒造りの姿勢を間近に感じられます。所要時間は約40分から60分。見学後に泡盛・古酒の飲み比べも可能で、気に入った商品を蔵元特価で購入できます。
営業時間 | 9:00~16:30 |
住所 | 〒904-1202 沖縄県国頭郡金武町伊芸751番地 |
定休日 | 土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始 |
電話番号 | 098-968-2417 |
アクセス | 沖縄自動車道金武ICより車で約5分 |
Googleマップ | https://maps.app.goo.gl/CcA9khm4ajNUZ3CB7 |
まとめ|泡盛の工場見学で旅の思い出を深めよう
泡盛の酒造所を巡る工場見学は、沖縄の文化や歴史を肌で感じられる、とっておきの体験です。
造り手の想いや蔵ごとのこだわりに触れることで、ただ飲むだけではわからない泡盛の奥深さが見えてきます。
また、試飲を通して好みの味を見つけたり、ここでしか買えない限定品をお土産にできるのも、酒造見学ならではの楽しみ。ノンアルコールの飲み物を用意しているところもあるので、お酒が苦手な方でも安心して参加できます。
観光の合間にちょっと立ち寄ってみるだけでも、旅の思い出がぐっと深まるはず。お気に入りの酒造所を見つけて、自分だけの泡盛との出会いを楽しんでみてください。