【2025年版】7月の沖縄の天気は?気温・天気の傾向と旅を快適にするコツ

7月の沖縄は“夏らしさ全開”のハイシーズン
7月の沖縄は、梅雨が明けて本格的な夏が始まるタイミングです。天気の安定した日が多く、旅行やレジャーには絶好の季節といえます。
一方で、気温・湿度ともに高く、日差しも非常に強いため、暑さ対策や急な天候の変化に備えた準備が欠かせません。
この記事では、7月の沖縄における気温や天気の傾向、旅行前に知っておきたい注意点、暑さ・台風対策の持ち物、そしてこの時期ならではの過ごし方をご紹介します。快適に旅を楽しむヒントとしてご活用ください。
データで見る7月の沖縄|気温・降水量・天気の特徴
那覇市を基準とした過去30年の気候データ(1991〜2020年平年値)をもとに、7月の沖縄の傾向を見てみましょう。
- 平均気温:約29.1℃
- 最高気温の平均:約31.9℃
- 最低気温の平均:約27.0℃
- 降水量:約188.1mm
- 平均湿度:約78%
日中は30℃を超える日が多く、湿度も高めです。屋外での観光やアクティビティには体力を使う季節ですが、海風のおかげで日陰では過ごしやすい場面もあります。
雨が少ない?実際の7月の天気と注意点
「7月の沖縄はあまり雨が降らない」というイメージを持つ方も多いかもしれません。実際、6月後半に梅雨が明け、7月前半は晴天が続く日が多い傾向にあります。梅雨のように雨が続くことは少なく、観光に適した天候が続きやすい季節です。
ただし、雨がまったく降らないわけではありません。7月は台風が発生・接近し始める時期でもあり、急な大雨や風の強まりに注意が必要です。また、沖縄特有のスコール(短時間で局地的に降る激しい雨)も発生しやすく、空が急に暗くなったと思ったら数分で強い雨が降る、といったケースも珍しくありません。
台風は主に月後半にかけて発生が増えます。沖縄の台風接近数の平年値は7月で1.5個となっています。旅行の日程や移動手段に影響が出る可能性もあるため、旅行前から現地滞在中まで、天気予報や台風情報をこまめに確認するようにしましょう。
紫外線と暑さに備える|7月の必須アイテム
7月の沖縄を快適に過ごすためには、天候に合わせた持ち物選びがとても重要です。以下に、用途別のアイテムとその理由を詳しくご紹介します。
【暑さ・紫外線対策アイテム】
- 日焼け止め(SPF50以上)
→ 沖縄は紫外線量が全国でもトップクラス。曇っていても油断せず、こまめに塗り直しを。 - 帽子・サングラス
→ 頭部と目を直射日光から守り、熱中症予防と疲労軽減に役立ちます。 - ネッククーラー・冷感タオル
→ 首元を冷やすと体温調整がしやすくなり、暑さによる消耗を抑えられます。 - 通気性の高い服(速乾素材)
→ 綿100%の服は汗で重くなりがち。リネンやドライ系素材がおすすめです。
【急な雨対策アイテム】
- 折りたたみ傘
→ スコール対策。軽くて乾きやすい素材のものを選ぶと荷物になりません。 - 撥水バッグ・ジップロック
→ 書類や電子機器を守るために。突然の雨でも中身をしっかり防水できます。 - モバイルバッテリー
→ 台風やスコールの際、天気アプリや航空会社サイトのチェック用に必携。
旅行前に押さえておきたい天気リスクと対策
7月の沖縄では、「暑さ」「台風」「急な雨」の3つに備えることが大切です。以下のようなポイントを意識しておくと、現地での対応力が高まります。
熱中症に備える
- 観光中はこまめに日陰に入り、休憩をとる
- 塩タブレットやスポーツドリンクを携帯し、こまめに水分と塩分を補給
- 特に子どもや高齢者を連れての旅行では、無理な移動を避ける
塩分補給用のおやつとして「スッパイマン」もおすすめです。沖縄土産の定番でもある甘酸っぱい干し梅で、手軽に塩分が取れて暑さ対策にもぴったり!
台風に備える
- 出発前に台風接近の可能性があるか確認
- フライトや宿泊施設のキャンセル規定を事前にチェック
- 雨天用のプラン(室内観光・カフェ・美術館など)を用意しておく
台風接近時は無理な外出は避け、宿泊施設内で安全に過ごすことが基本です。風雨が強まると交通機関や観光施設も休止になる場合があるため、あらかじめ屋内で過ごす時間の過ごし方を考えておくと安心です。
宿の設備やサービスを活用しながら、無理のないスケジュールで対応しましょう。
スコールに備える
- 空が暗くなってきたら、早めに屋内へ移動
- 雨具は常にバッグに入れておく
- 移動手段(バス・タクシーなど)を柔軟に使う心構え
スコールは突然降って、すぐに止むことが多いので、「あ、降りそうだな」と思ったら早めに屋内へ避難するのがコツ。傘をさして歩き続けるより、少し立ち止まって雨宿りしたほうが結果的に快適だった、ということもよくあります。
7月におすすめの過ごし方|海と文化のベストシーズン
7月の沖縄は海の透明度も高く、水温も安定しているため、マリンアクティビティのベストシーズンです。シュノーケリングやSUP、無人島ツアーなどのアクティビティが盛んに行われています。
また、地元の夏祭りやエイサーイベントなど、文化的な催しも増える時期です。観光だけでなく、地元の季節感を感じられる体験を取り入れるのもおすすめです。
おすすめのマリンアクティビティ
- シュノーケリング
恩納村の「青の洞窟」や、慶良間諸島の座間味島・阿嘉島などが人気スポットです。透明度の高い海でカラフルな熱帯魚やサンゴ礁を観察できます。 - SUP(スタンドアップパドルボード)
穏やかな海面でのんびりとパドルを漕ぎながら、海上散歩を楽しめます。初心者でも挑戦しやすいアクティビティです。 - 体験ダイビング
ライセンスがなくても参加できる体験ダイビングで、沖縄の美しい海中世界を堪能できます。
無人島ツアーのおすすめスポット
- ナガンヌ島
那覇から船で約20分の距離にある無人島で、白い砂浜と透明度の高い海が魅力です。日帰りツアーが充実しています。 - コマカ島
南城市の知念海洋レジャーセンターから船で約15分。シュノーケリングやバーベキューが楽しめる人気の無人島です。 - ヨウ島
恩納村のホテルムーンビーチから船で約15分。自然豊かな環境で、熱帯魚やサンゴ礁を間近に観察できます。
7月に開催される沖縄の祭り・イベント
■海洋博公園サマーフェスティバル(花火大会)
- 開催日:2025年7月5日(土)
- 場所:本部町 海洋博公園
- 内容:約10,000発の花火が夜空を彩る、沖縄県内最大規模の花火大会です。
■キャンプ・フォスターフェスティバル
- 開催日:2025年7月5日(土)・6日(日)
- 場所:北谷町 米軍基地キャンプ・フォスター
- 内容:米軍基地が一般開放され、音楽ライブやアメリカンフードの出店などが楽しめます。
■名護夏祭り
- 開催日:毎年7月下旬
- 場所:名護市 名護漁港
- 内容:地元の伝統芸能や屋台が並び、夜には花火が打ち上げられる夏祭りです。
■与那原大綱曳きまつり
- 開催日:2025年7月26日(土)・27日(日)
- 場所:沖縄県与那原町御殿山青少年広場(大綱曳会場)
与那古浜公園(まつり会場) - 内容:沖縄三大大綱引きの一つで、全長90メートル、重さ5トンの大綱を引き合う迫力満点の伝統行事です。観光客も参加可能で一体感を味わえます。
7月の沖縄は、天気の特徴を知ってしっかり備えるのがカギ
7月の沖縄は、梅雨明け直後の晴れやかな天気が続く一方、暑さや天候の急変といった注意点も多い時期です。事前に気温や天気の傾向を理解し、持ち物やプランを工夫することで、より快適で安心な旅になります。
- 日差し・湿度・紫外線は全国トップレベル
- 台風やスコール対策も計画に入れておく
- マリンレジャー・自然・文化行事のベストシーズン
- 「暑さに強い旅行スタイル」を意識すると過ごしやすくなる
準備を整えて、沖縄の夏を満喫してください。