【2025年版】6月の沖縄の天気とは?ベストな楽しみ方をご紹介!

6月の沖縄と聞くと、「雨が多そう」「旅行に向いていない」といった印象を持つ方も多いかもしれません。たしかにこの時期は梅雨にあたるものの、ただの“雨季”と片付けるにはもったいない魅力が詰まっています。

この記事では、6月の沖縄の天気はもちろん、梅雨シーズンだからこそ見られる自然現象、旅行者が少ない時期だからこそ味わえる贅沢な時間の過ごし方、雨の日にぴったりな観光体験などをお届けします。
「晴れた沖縄」だけではない、新しい楽しみ方に出会えるかもしれません。

データで見る6月の沖縄|高温多湿と短時間豪雨の傾向

沖縄本島(那覇市)の過去30年の気候データ(1991〜2020年)によると、6月の特徴は以下の通りです。

  • 平均気温|27.2℃
  • 最高気温の平均|29.8℃
  • 最低気温の平均|25.2℃
  • 降水量|284.4mm
  • 湿度|83%
  • 日照時間|159.5時間

参考:気象庁 平年値(年・月ごとの値)

特徴的なのは「高温多湿」と「降水量の多さ」

6月の沖縄はすでに真夏の陽気。日差しは強く、気温は30℃近くまで上がります。一方で、湿度も非常に高く、蒸し暑さを感じやすいのが特徴です。

雨は長時間降り続くというより、短時間で一気に降るスコール型が多く、局地的に降ってすぐ晴れるケースも。これにより、晴れ間とスコールが交互にやってくる独特の天気となります。

6月の必須アイテムとは?

6月の沖縄は、気温・水温ともに夏本番に近づく一方で、梅雨の影響によって降水量が多く、湿度の高い時期でもあります。そのため、天気の変化に備えて、晴れの日も雨の日も想定した準備が欠かせません。ここでは、6月の沖縄旅行を快適に過ごすための持ち物を、用途別に紹介します。

雨対策アイテム|スコールを想定した準備を

6月の沖縄では、短時間で激しく降るスコール型の雨が頻繁に発生します。天気の急変に対応するためにも、まず備えておきたいのが「折りたたみ傘」。軽量なものが便利です!さらに、両手が自由になるレインコートやポンチョもおすすめです。

足元は濡れても問題のないサンダルや、防水加工のスニーカーが安心。特に観光で長時間歩く場合は、滑りにくく脱ぎ履きしやすい靴を選びましょう。

紫外線・暑さ対策アイテム|晴れ間も抜かりなく

梅雨時期でも、沖縄の紫外線量は非常に強いため、曇っていても日焼け対策は必須です。SPF50以上の日焼け止め、UVカット効果のある帽子やサングラスは持っておくと安心です!

また、蒸し暑さへの備えとして、携帯扇風機やネッククーラー、冷感タオルなどがあると便利です。とくに屋外での観光や待ち時間が長い場面では、体温調整アイテムが快適さを大きく左右します。

衣類と身の回りのもの|汗と湿気への備えを

服装は基本的に夏仕様で問題ありません。通気性の高いTシャツやドライ素材のトップス、ショートパンツなど、動きやすく乾きやすい服を中心に選びましょう。湿度が高く汗もかきやすいため、下着やTシャツの着替えはやや多めに用意するのが安心です。

一方、冷房が強く効いている場所や、朝晩の少し肌寒い時間に備えて、薄手のカーディガンや羽織ものが1枚あると重宝します。天気によって体感温度が大きく変わるため、調整しやすい服装が便利です。

その他の便利アイテム|トラブル防止にも活躍

雨で手がふさがることを考慮し、スマートフォンは防水ケースに入れておくと安心です。観光中はスマホを多用することが多く、特に天気アプリや雨雲レーダーを使う場面が増えるため、モバイルバッテリーも必需品です。

また、濡れたタオルや着替えなどを収納できるビニール袋やジップロックも複数枚あると便利。予想以上に汗をかいたり突然の雨に見舞われたりした際に役立ちます!

加えて、事前に天気に応じた観光ルートや室内スポットを調べておけば、天候が崩れてもスムーズに予定を切り替えられます。

「梅雨明け前後」が旅のターニングポイントに

6月中旬から下旬にかけて、沖縄は全国に先駆けて梅雨明けを迎えます。例年、6月21日頃に梅雨明けすることが多く、そこからは一気に夏本番に突入します。

この「梅雨明け前後」は、旅行タイミングとしては非常におすすめです。何といっても梅雨明け直後の“空と海”は格別!

雨上がりには空気が澄み、より鮮やかな青空と海の色が広がることも。この時期だけの透明感ある風景は、カメラ片手に旅する人にとっては最適です。

6月だからこそ体験できる沖縄の自然

6月の沖縄では、他の季節では出会えない自然の表情があります。

緑が深くなる時期におすすめの“森エリア”

6月は降水量が多い分、沖縄の森林や自然がより活き活きとしています。特に北部・やんばる地域では、自然観察や軽いトレッキングが人気です。

おすすめの自然系スポット

  • 【比地大滝】片道約1.5kmの軽ハイク。大雨後は足元注意。
  • 【ガンガラーの谷】鍾乳洞&ガジュマル。ガイドツアー制で天候に左右されにくい。
  • 【やんばる学びの森】日帰りでも宿泊でも楽しめる森林教育施設。

※岩や土の上が滑りやすくなるため、靴底にグリップのあるスニーカーやトレッキングシューズを選びましょう。

マリンアクティビティは「晴れ間」を狙えば快適

6月の水温は25℃を超え、マリン系アクティビティも本格稼働しています。
天気の読み方と、現地の開催状況を確認することで、晴れ間を活用して海遊びを楽しむことも十分可能です。

晴れた日におすすめの海系アクティビティ

  • SUP(恩納村・瀬底島)
  • シュノーケリング(青の洞窟・水納島)
  • カヌー・マングローブツアー(名護・東村)

また、雨の日でも海況が良ければ決行できる場合も多いので、ショップ側に確認するのをおすすめします。当日中止のリスクもあるため、前後に“屋内プラン”を入れておくとスムーズに調整できます。

6月のおすすめスポット|よへなあじさい園

6月の梅雨の時期に特におすすめしたいのが、本部町にある「よへなあじさい園」です。
沖縄では珍しい約1万株、30万輪のあじさいが斜面いっぱいに咲き誇り、晴れの日はもちろん、雨の日でも花の色がより濃く美しく映えるため、梅雨時期ならではの風景が楽しめます。

園内には約40種類のあじさいが植えられており、ヒメアジサイやブルーダイヤモンド、ミヤケトキワなど多彩な品種が楽しめます。また、ベゴニアやメディニラ・マグニフィカなどの亜熱帯植物も見られます。​

整備された遊歩道を散策しながら、斜面一面に広がるあじさいの景色を堪能できます!カフェスペースも併設されており、合間にひと休みするのにも最適です。

開花状況は年によって異なるため、公式サイトやInstagramで最新情報を確認することをおすすめします。​雨天時でも開園していますが、足元が滑りやすくなるため、歩きやすい靴で行くと安心です。

基本情報

  • 所在地:​沖縄県国頭郡本部町伊豆味1312​
  • 開園期間:​毎年5月中旬~6月下旬(天候により変動あり)​
  • 営業時間:​9:00~18:30(柔軟対応)​
  • 休園日:シーズン中は無休、大雨でも開園
  • 入園料:​大人500円、小中高生200円、幼稚園生以下無料​
    ※団体料金あり。詳しくは公式サイトでチェック!
  • 駐車場:​乗用車70台、バス専用5台(無料)​
  • アクセス:​沖縄自動車道許田ICから約18km(車で約30分)
  • 公式サイトよへなあじさい園

「よへなあじさい園」は、梅雨の時期しか味わえない美しさを体感できるスポットです。​近隣には美ら海水族館や古宇利島などの観光地もあるため、あわせて訪れるのもおすすめです。

さらにペット同伴OKなのも嬉しいポイント!愛犬と一緒にお出かけしてみてはいかがでしょうか。

雨の日は屋内体験で時間を有効活用

天気が安定しない6月は、屋内で完結できる観光や文化体験をスケジュールに含めておくと、安心して過ごせます。

雨の日におすすめのアクティビティ

・シーサー絵付け|壺屋やちむん通り(那覇)
・琉球ガラス作り|読谷村・恩納村
・泡盛工場見学|糸満・八重瀬・識名周辺
・歴史学習|沖縄県立博物館、美ら島自然学校など

事前予約制の施設が多いため、雨予報のタイミングに合わせて組み込んでおくと効率的です。

6月は“穴場の沖縄”が楽しめる季節

6月は、ゴールデンウィークや夏休みといった大型連休と比べて観光客が少なめ。その分、ホテルの宿泊費や航空券がリーズナブルになりやすく、混雑も少ないという大きな利点があります。

■ オフシーズンだからこそ味わえる“静けさと贅沢”

  • 人気ビーチでも人が少なめ
  • 有名な観光施設でも行列なし
  • 飲食店やカフェでのんびり過ごせる

まとめ|6月の沖縄は“自然を感じる旅”にちょうどいい季節

6月の沖縄は、梅雨の影響で天気が不安定な時期ではありますが、そのぶん混雑が少なく、自然の魅力が際立つ季節でもあります。よへなあじさい園のように、6月だからこそ見られる花の景色や、雨に潤った森の散策など、この時期にしか体験できないスポットも豊富です。

一方で、天気や気温、湿度を考慮した準備と注意も重要です。足元の安全、雨具や日差し対策、屋内観光との組み合わせなどを意識しておくと、急な天候の変化にも柔軟に対応できます。

6月の沖縄は、単なる「雨の季節」ではなく、晴れの日では味わえない特別な時間が流れる季節。蒸し暑さや雨をうまく味方につければ、誰よりも贅沢な沖縄旅を満喫できます。「晴れた沖縄」もいいけれど、「雨の日の沖縄」も、きっと忘れられない思い出になります。


Q.沖縄の6月の天気は?

A.6月の沖縄は梅雨です。
短時間で一気に降るスコール型が多く、局地的に降ってすぐ晴れるケースもあります。雨具は必須アイテムです。


Q.沖縄の6月は暑い?

A.過去30年の気候データでみると、沖縄の6月の気温は…
・平均気温:27.2℃
・最高気温の平均:29.8℃
・最低気温の平均:25.2℃

梅雨の時期で湿度も高く、蒸し暑さを感じます。ただし、雨に濡れた後や汗をかいた後などは、冷房が効いた室内が寒く感じることも。薄手のカーディガンなどを持っておくと安心です。


Q.6月の海水温は?雨でも海に入れる?

A.沖縄の6月の海水温は例年上旬で23〜24℃、その後中旬から下旬にかけて25〜28℃程度になります。
また、6月の沖縄は梅雨に入り、雨が多い時期ですが、雨が降っていても海が荒れていなければ、シュノーケリングやダイビングを楽しめることが多いです。

※判断基準はショップにより異なりますので、雨天時の決行可否については必ずショップ側にお問い合わせください。

参考:海上保安庁 水温グラフ


Q.台風は来ますか?

A.6月の沖縄の台風接近数の平年値は0.6です。
接近しないか、1〜2回程度と考えられます。沖縄の台風のピークは8〜9月頃です。

参考:気象庁 沖縄地方への接近数

この記事を書いた人

カラモモ
カラモモ
犬とドライブが好きで、時間があれば沖縄の自然をのんびり巡っています。
相棒のわんこと一緒に、海沿いや山道を走る時間がとても心地よくて、ふと立ち寄った場所で見つけた風景やおいしいものを記録するのが楽しみのひとつです。
観光地ではあまり知られていないけれど、地元ならではの魅力が詰まった場所や、静かで穏やかな自然が広がるエリアなど、沖縄の空気をお届けできたら嬉しいです。

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