
沖縄の定番調味料!コーレーグースの基本レシピやアレンジ料理を紹介!

沖縄そばを食べる際に欠かせない辛味調味料「コーレーグース」。
島唐辛子を泡盛に付け込んで作られるこの調味料は、沖縄の食文化を象徴する存在であり、地元の家庭や飲食店でも広く親しまれています。
辛さだけでなく、泡盛の香りが料理に深みを加えるのが特徴で、沖縄そばをはじめ幅広いメニューに活用されています。
本記事では、そんあコーレーグースの基本的な作り方をはじめ、保存方法や賞味期限、辛さの調整、意外な組み合わせで出来るアレンジレシピを豊富にご紹介します。
おうちで沖縄気分を味わいたい方や、いつもの料理にひと工夫加えたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
沖縄そば屋で欠かせない!コーレーグースをご紹介
コーレーグースとは沖縄の唐辛子「島唐辛子」を泡盛に漬け込んだ調味料のことです。
琉球国由来記によると唐辛子が18世紀前期に沖縄へ伝来。
その後ハワイに移住していた沖縄県民がチリペッパーウォーターを沖縄に伝える。
この二ヒントに、コーレーグースができたという説が有力とされています。
主に沖縄そばの薬味として定番の卓上調味料でありチャンプルーやイリチー、刺身の醤油、味噌汁等で使用されています。
味は島唐辛子のカプサイシンと泡盛のアルコール度数によって味が変化し刺激が強い調味料になっています。
事例はほぼありませんがアルコールが入っているので大量に摂取する場合運転は控えた方が良いとされています。
簡単!コーレーグースの基本レシピを紹介
ここからはコーレーグースの定番のレシピを紹介していきます!
材 料
容器 | フタつきで小さめな空き瓶 |
島唐辛子(鷹の爪も可) | 瓶の半分程度 |
泡盛(度数30度以上) | 瓶が満杯になるまで |
塩 | ひとつまみ |
レ シ ピ
1.容器となる瓶を煮沸消毒し乾かす
2.島唐辛子を洗う。(ヘタがあると辛味が強くなるため、好みでとるか決める)
3.乾いた瓶を準備しその中に唐辛子、塩ひとつまみ、泡盛を注ぐ。
4.フタをし、2週間以上漬け置き(期間が長いほど辛くなる)
5.瓶の中の泡盛の色が唐辛子と同じような赤みを帯びてきたら完成です。
保 管 方 法
・常温で半年方~1年 |
・冷蔵庫で1年~1年半 |
注意事項
・瓶などの容器を洗浄しなかった場合腐敗やカビの原因となる
・泡盛の度数が低い場合は賞味期限が短くなります。
・漬ければつける程辛くなる
・衛生上継ぎ足し厳禁、保管時に直射日光をさける
ここでも使える!アレンジ料理5選
ここからはコーレーグースがあうアレンジレシピを5選にして紹介していきます。
気になった組み合わせがあれば、ぜひ試してみましょう。
1.納豆

初めにおすすめするコーレーグースと相性のいい食べ物は納豆です。
納豆のまろやかな旨味と、コーレーグースにピリッとした辛さが絶妙にマッチし、おつまみとしてひと味違う刺激的な一品に変わります。
辛味が苦手な方は少しずつ量を調整しながら、好みの辛さを見つけてみてください。
2.パスタ

コーレーグースは、実はパスタとの相性が抜群。
タバスコのように使えることから、沖縄風ペペロンチーノや優しい辛さの沖縄風ナポリタンなどトマト系や元から辛いパスタに応用ができます。
またタバスコとは異なり酸味が少なく辛味が主役のため、辛いのも好きにはたまらない調味料です。
たっぷりかけても味のバランスが崩れず、特にガーリックやオリーブオイルとの相性が良く、パンチのある味わいを楽しみたい方にはおすすめです。
3.ゴーヤーチャンプルー

沖縄料理の代表格ゴーヤーチャンプルーに、コーレーグースを加えると辛味と香りが加わり一気に大人向けの一皿に早変わりします。
ゴーヤの独特な苦しみと、コーレーグースのピリッとした辛さが絶妙に共存し、豚肉やスパムなどの旨味をさらに引き立ててくれます。
豆腐のほのかな甘みとも相性が良く、辛味・苦み・甘みが三位一体になった味わいは癖になる美味しさです。
炒め終わりに数滴たらすだけで、香りが立ち、食欲をそそる香ばしさがプラスされます。
普段のチャンプルーに変化をつけたいときや、お酒のお供にもおすすめのアレンジです。
4.タコライス

沖縄発祥の人気グルメタコライスにも、コーレーグースは相性抜群です。
もともとタバスコをかけて楽しむ人も多いタコライスですが、コーレーグースに変えることで、酸味を控えめでより辛さが際立つ、大人の味わいに仕上がります。
ひき肉やチーズ、レタス、トマトといった具材に直接ふりかけるのではなく、ご飯を含めた全体にまんべんなく混ぜ込むのがポイントです。
辛味が全体にしっかり馴染み、一味違うスパイシーなタコライスが楽しめます。
泡盛由来の豊かな香りもふわっと立ち上がり、食欲をそそる風味が加わるのも相性の良さが伝わってきます。
タバスコに飽きた方や、沖縄らしさを飽きた方や、沖縄らしさをもっと感じたい方に是非試してほしいアレンジです。
5.餃子

定番で人気の餃子にも、コーレーグースは意外なほどよく合います。
普段使っている酢醤油に数滴加えるだけでピリッとした辛味と泡盛由来の香りが加わり、食欲をそそるアクセントに早変わり。
特に焼き餃子との相性が良く、皮の香ばしと肉汁のうまみを引き立ててくれます。
餃子の具に含まれる野菜や豚肉の甘み之中に、コーレーグースの辛味が溶け込み、後を引く味わいになる。
辛い物が好きな方は、タレを多めに加えても酸味が強くなりすぎず、バランスよくしあがります。
「ちょっと味偏したい」「お酒と一緒にパンチのある餃子を食べたい」そんな時にぴったりのアレンジです。
食卓の家庭の食卓根も、居酒屋風のおつまみ感覚で楽しめる
まとめ
沖縄の定番調味料コーレーグースはシンプルな材料と調理工程で手軽に作れるうえに、料理の幅を広げてくれる万能な辛味調味料です。
島唐辛子と泡盛さえあれば自宅からも本格的な沖縄の味を再現でき、辛い物好きや沖縄料理ファンには試していただきたい一品です。
この記事では基本的な作り方から、保存方法・注意点、さらにアレンジレシピも紹介してきました。
普段の料理にほんの少し加えるだけで楽しめる、沖縄の味と辛さをぜひあなたの食卓でも楽しんでみてください。