
沖縄本島南部、南城市玉城にある新原(みーばる)ビーチは、那覇空港から車で約40分という近さにありながら、リゾート開発とは無縁の素朴な天然ビーチです。名物はなんといってもグラスボート。服を着たまま濡れずに、サンゴや熱帯魚、運が良ければウミガメまで見られると人気です。
「初めて行くけど、駐車場や設備ってどうなってるの?」「グラスボートっていくらで、予約は必要?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、新原ビーチのグラスボートや設備に加えて、周辺の観光スポットまで紹介します。
この記事のポイント
- 新原ビーチは南城市玉城の天然ビーチで、那覇空港から車で約40分です。
- 駐車場は有料で、1日500円です。
- シャワーや更衣室などの設備がそろい、うきわや水中めがねのレンタルもあります。
- 名物のグラスボートは服のまま乗れて、サンゴや熱帯魚、運が良ければウミガメも観察できます。
- グラスボートはみーばるマリンセンターとOCEANS(新原海底観光センター)が運航しており、料金は事業者によって異なります。
新原(みーばる)ビーチとは?
新原ビーチは、南城市玉城の海沿いに広がる天然のビーチです。「新原」と書いて「みーばる」と読みます。沖縄の方言で「みー」は「新しい」を意味する言葉です。
人工的に整備されたリゾートビーチとは違い、沖縄本来の素朴な海の風景を楽しめるのが最大の魅力。遠浅で波が穏やかなビーチです。
白い砂の中にはサンゴのかけらや貝殻が混じっていて、貝拾いも楽しめます。砂浜は長く、岩場を境にとなりの百名(ひゃくな)ビーチへとつながっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 沖縄県南城市玉城字百名1599-6 |
| 海水浴期間 | 通年(季節・天候により遊泳不可の場合あり) |
| 入場料 | 無料 |
| 問い合わせ | みーばるマリンセンター(098-948-1103) |
| アクセス | 那覇空港から車で約40分 |
| 駐車場 | 30台(有料500円) |
設備とレンタル
新原ビーチは冬も泳ぐことはできますが、シャワーや更衣室の利用は7月から9月末までで、利用は有料(大人1日400円、小人1日300円)です。コインロッカーも別料金で用意されています。
うきわや水中めがね、パラソルなどのレンタルもそろっているので、水着とタオルさえあれば楽しめます。
干潮と満潮で楽しみ方が変わる
新原ビーチは遠浅のため、潮の満ち引きで楽しみ方が大きく変わります。干潮のときは、沖のリーフ近くまで歩いて行けます。
カニやヤドカリ、ヒトデ、ナマコなどを探す磯遊びや潮干狩りにぴったりの時間帯。小さなお子さん連れでも、生き物観察を楽しめます。
なお、新原ビーチは自然のビーチのため、監視員やクラゲ防止ネットはありません。遊泳は自己責任となる点を忘れず、無理のない範囲で楽しみましょう。
新原ビーチのグラスボート

新原ビーチといえばグラスボート、といっても過言ではありません。船底のガラスから海の中をのぞく「天然の水族館」は、泳がなくても沖縄の海を満喫できる看板アクティビティです。
グラスボートの魅力は、なんといっても濡れずに海中を楽しめること。水着に着替える必要はなく、服のまま乗船できます。
ボートで沖合のポイントまで進むと、船底のガラス一面にサンゴの群生が広がります。ファインディング・ニモで知られるカクレクマノミをはじめ、赤や青、黄色のカラフルな熱帯魚たちがお出迎え。サンゴの間はウミガメのすみかにもなっていて、運が良ければひょっこり顔を出してくれることもあります。
みーばるマリンセンターのグラスボート
新原ビーチの北側でグラスボートを運航しているのが、みーばるマリンセンターです。
決まった出航時刻はなく、人数が集まりしだい随時出航するスタイルなので、当日の思い立ったタイミングで気軽に参加できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 料金 | 大人(12歳以上):2,200〜2,500円小人(4〜11歳):1,200〜1,500円幼児(3歳以下):1人目無料、2人目から小人料金 |
| 乗船時間 | 約20分 |
| 出航時間 | 随時出航(待ち時間10〜30分) |
| 営業時間 | 9時〜16時 |
| 定休日 | 年中無休(天候や海の状況により臨時休業あり) |
予約は必要ありませんが、天候によって欠航になることがあるため、事前に問い合わせすることをおすすめします。
OCEANS(新原海底観光センター)のグラスボート
みーばるマリンセンターとは別に、新原ビーチの南側には「OCEANS(新原海底観光センター)」があります。こちらでもグラスボートに乗船できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 料金 | 大人:2,000円子ども(11歳以下):1,500円幼児(2歳以下):無料 |
| 乗船時間 | 約20分 |
| 出航時間 | 1時間ごと(干潮時は運休あり) |
| 営業時間 | 9時〜17時 |
グラスボート周遊と南城市の人気カフェのランチがセットになった、完全予約制のお得なプラン(大人3,000円、子ども2,700円)もあります。
みーばるマリンセンターと同様に、海洋状況や潮の満ち引きで出航できない場合があります。参加前に電話で出航状況を確認することをおすすめします。
新原ビーチ周辺の観光スポット
南城市は、世界遺産の聖地や海を望む絶景ドライブスポット、おしゃれな海カフェが点在する「巡るまち」です。世界遺産から鍾乳洞、漁師町の天ぷらまで、性格の異なるスポットが車で回れる範囲に集まっているのが、このエリアの魅力。
新原ビーチで海を満喫したあとは、少し足を延ばして南城市そのものを楽しんでみてください。
浜辺の茶屋(新原ビーチから車で3分)
浜辺の茶屋は、新原ビーチ沿いにたたずむ海カフェです。窓の向こうに海が迫る店内は、満潮時には目の前いっぱいに青い海が広がり、干潮時には砂浜が現れるなど、潮の満ち引きで景色ががらりと変わります。
海を眺めるカウンター席は特に人気なので、景色をゆっくり味わいたい方は時間帯をずらして訪れるのがおすすめです。
参考:浜辺の茶屋公式サイト
世界文化遺産 斎場御嶽(新原ビーチから車で12分)
斎場御嶽(せーふぁうたき)は、琉球王国最高の聖地とされる世界遺産です。琉球の創世神アマミキヨが造ったと伝えられ、かつては国家的な祭祀が行われた特別な場所。うっそうとした緑に包まれた参道を進むと、巨大な岩が寄りかかり合ってできた三角形の空間「三庫理(サングーイ)」など、自然と信仰が一体となった神聖な光景が広がります。
沖縄の歴史や信仰に触れたい方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
おきなわワールド(新原ビーチから車で14分)
おきなわワールドは、沖縄の自然・文化・歴史をまるごと体感できるテーマパークです。目玉は、鍾乳洞「玉泉洞」。長い年月をかけて生まれた神秘的な地底空間は見応え十分です。
ほかにも、伝統芸能エイサーのショーや、ハブについて学べる施設、沖縄の職人技を体験できる工房などが集まっています。
ニライカナイ橋(新原ビーチから車で13分)
ニライカナイ橋は、「海の向こうの理想郷」を意味するニライカナイの名を冠した、全長660m・高さ80mの橋です。「ニライ橋」と「カナイ橋」という2つの橋の総称で、大きく弧を描きながら海へと下っていく形が特徴。
橋の上のトンネル手前にある展望台からは、カーブを描く橋の全景と、その先に広がる青い海、遠くに浮かぶ神の島・久高島までを一望できます。上りも下りも絵になるので、南部ドライブでは外せない絶景スポットです。
参考:らしいね南城市 沖縄県南城市観光ポータルサイト|ニライ橋カナイ橋
奥武島(新原ビーチから車で10分)
奥武島は、本島と短い橋で結ばれた周囲約2kmの小さな島です。太平洋の豊かな漁場に面し、昔から漁業で栄えてきたウミンチュ(漁師)の島で、島内には評判の沖縄天ぷら店が点在しています。
1個数十円から買える揚げたての天ぷらを、海を眺めながら頬張るのが定番の楽しみ方。ほかにも猫が多いのどかな島としても知られ、のんびり散歩するだけでも心が和みます。
新原ビーチにに関するよくある質問
雨そのものが理由で欠航になるとは限らず、海が穏やかであれば運航されることがあります。ただし風や波の状況によっては中止になるため、当日の運航状況を事前に電話で確認しましょう。
はい、楽しめます。グラスボートなら、服のまま濡れずにサンゴや熱帯魚を観察できます。また干潮時には沖のリーフ近くまで歩いて行けるので、カニやヤドカリ、ヒトデなどを探す磯遊びもおすすめです。
遠浅で波が穏やかなため、お子さん連れでも過ごしやすいビーチです。ただし監視員やクラゲ防止ネットはなく、遊泳は自己責任となります。目を離さないようにし、潮の時間を確認してから遊びましょう。
まとめ
大きな岩が点々と並ぶ白い砂浜、足元まで澄んだ遠浅の海、船底のガラス越しに広がるサンゴの群れ。新原ビーチには、リゾート開発された海とはひと味違う、沖縄がもともと持っていた素朴な美しさが残っています。
グラスボートや海水浴はもちろん、設備や駐車場もそろっているので、はじめてでも安心して過ごせる場所です。南城市を訪れたら、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
2026.9.4

