2025.12.12 沖縄の苗字ランキングTOP50!他にも珍しい苗字も紹介!

沖縄には、本土とは異なる独自の歴史や文化から生まれた特徴的な名字が多く存在します。琉球王国の時代に由来する名字や、地名・一族文化(門中)に深く関係した名字など、その背景を知ると沖縄の魅力がさらに深まります。
本記事では、沖縄県で見かけることの多い苗字ランキングTOP50をデータをもとにまとめ、さらに読み方が難しい名字についてもわかりやすく解説します。沖縄の名字の特徴やルーツが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
沖縄で多い苗字Top50!
1位 比嘉(ひが)約5万人
「比嘉」は沖縄を代表する名字で、県内でも最も多い姓のひとつです。琉球王国時代から続く古い家系が多く、特に中部エリア(うるま市・中城村・北中城村)に強く分布しています。由来には諸説ありますが、古い集落や地名に関係した一族が広がったとされ、門中文化の影響で地域ごとに系統が細かく分かれるのが特徴です。読みは“ひが”のみで、県外では珍しいため「沖縄出身と一目でわかる名字」としても知られています。
2位 金城(きんじょう/かなぐすく)約5万人
「金城」は沖縄を代表する名字で、古い読み“かなぐすく”には城(ぐすく)文化が色濃く残っています。南部〜中部に広く分布し、地域ごとに異なる門中が存在するため、同じ金城でも複数のルーツを持つのが特徴です。地名由来の姓として歴史的背景が深く、沖縄文化を象徴する名字といえます。
3位 大城(おおしろ/うふぐしく)約4.6万人
「大城」は“大きな城(グスク)”を意味し、沖縄の城跡文化に由来する代表的な名字です。一般的には“おおしろ”と読みますが、古い読み“うふぐしく”が残る地域もあり、歴史的背景の深さが特徴です。中部〜南部に広く分布し、古い集落にルーツを持つ門中が多い姓です。
4位 宮城(みやぎ/みやぐすく) 約3.6万人
「宮城」は沖縄で広く見られる名字で、“みやぎ”のほかに“みやぐすく”という沖縄特有の読み方が残っています。御嶽(うたき)など神聖な場所に由来するとされ、信仰・地名文化との関わりが深い姓です。県内全域に分布し、地域によって読み方が分かれるのも特徴です。
5位 新垣(あらかき/しんがき) 約2.9万人
「新垣」は沖縄を代表する名字で、一般的な“あらがき”ではなく“あらかき”と読むのが沖縄流です。本土では“しんがき”と読まれる場合もあり、読みのギャップが大きいのが特徴です。開拓地や古い地名に由来するとされ、中部エリアを中心に広く分布しています。
6位 玉城(たましろ/たまぐすく) 約2.8万人
「玉城」は“たまぐすく”という沖縄古来の読みが残る名字で、城(グスク)文化と深く結びついた姓です。本土では“たましろ”と読まれることが多く、読みの違いが特徴的です。南城市や糸満市など南部にゆかりが深く、地名由来の歴史ある名字として知られています。
7位 上原(うえはら/うえばる) 約2.7万人
「上原」は“うえばる”という沖縄特有の読みが残る地名由来の名字です。高台や集落の上側を意味するとされ、南部〜中部に広く分布しています。地域によって読み方が異なるのも特徴で、沖縄の地形文化が色濃く反映された姓です。
8位 島袋(しまぶくろ) 約2.4万人
「島袋」は入り江や“袋状の地形”に由来するとされる、沖縄らしさの強い地名姓です。読みが特徴的で県外では珍しく、中部エリア(沖縄市・うるま市)に特に多い傾向があります。海沿いの地形文化と深く結びついた歴史ある名字です。
9位 平良(たいら/てら) 約2.1万人
「平良」は読み方が“たいら”と“てら”の2種類あり、地域によって発音が分かれる沖縄特有の名字です。宮古島や八重山など離島にも多く、本島とは異なるルーツを持つ家系が多いのが特徴です。地名に由来する歴史ある姓で、広い地域に安定して分布しています。
10位 山城(やましろ/やまぐすく) 約1.8万人
「山城」は沖縄の城(グスク)文化を色濃く反映した名字で、“やまぐすく”という古い読み方が残るのが特徴です。山間部の城跡や地名に由来するとされ、中部〜北部を中心に広く分布しています。読みの違いが地域性をよく表す、歴史的背景の深い姓です。
11位 知念(ちねん) 約1.6万人
「知念」は沖縄南部の地名“知念村”に由来する名字で、御嶽(うたき)などの聖地と深い関わりを持つ敬虔な地域文化が背景にあります。特に南城市周辺に多く分布し、地名姓としての歴史と読みやすさから沖縄を代表する伝統的な姓のひとつです。
12位 宮里(みやざと/みやさと) 約1.5万人
「宮里」は“みやざと”が一般的ですが、“みやさと”と読む地域もある、沖縄らしい読み違いを持つ名字です。名護市を中心とした北部に多く、地名や古い集落に由来するとされます。門中文化が強く、家系ごとに異なる歴史を持つのが特徴です。
13位 仲宗根(なかそね/なかすね) 約1.4万人
「仲宗根」は“仲”姓の系統を代表する名字で、“なかそね”のほか“なかすね”と読む地域差があるのが特徴です。名護市など北部に特に多く、古い集落名に由来するとされます。門中文化が強く、家系ごとに細かなルーツが受け継がれている歴史ある姓です。
14位 下地(しもじ/しむじ) 約1.3万人
「下地」は宮古島を中心とした離島に多い名字で、本土読みの“しもじ”に加え、“しむじ”という沖縄特有の発音が残っています。地名に由来する古い姓で、宮古の歴史・文化と深く結びついているのが特徴です。県内でも地域性がはっきり出る代表的な名字です。
15位 照屋(てるや) 約1.3万人
「照屋」は沖縄中部(沖縄市・うるま市)を中心に多い地名由来の名字で、“照”には光や太陽を象徴する意味があるとされています。古い集落名と結びつく歴史ある姓で、読みやすく沖縄らしい響きを持つのが特徴です。信仰文化との関連が深い地域にも見られ、土地の伝統を色濃く受け継いだ名字です。
16位 砂川(すながわ/すながー)約1.3万人
「砂川」は川沿いの砂地や集落に由来する地名姓で、沖縄本島中部や宮古島に多く分布しています。“すながー”と伸ばす沖縄特有の発音が残る地域もあり、地形と方言文化がよく表れた名字です。
17位 城間(しろま/ぐすくま)約1.2万人
「城間」は“城(ぐすく)文化”に由来する代表的な沖縄姓で、“しろま”のほか古い読み“ぐすくま”が残るのが特徴です。城跡に関連した地名から派生したとされ、中部エリアを中心に広く分布しています。沖縄らしい音と歴史背景を持つ伝統的な名字です。
18位 仲村(なかむら/なかんだ) 約1.2万人
「仲村」は本土にもある名字ですが、沖縄では“なかんだ”という独特の読みが残っています。“集落の中央(仲)にある村”を意味する地名に由来するとされ、南部〜中部にかけて広く分布する。門中文化が強く、家系ごとに異なる歴史を持つ沖縄らしい名字です。
19位 新里(しんざと/あらざと) 約1万人
「新里」は本土では“しんざと”と読まれることが多いですが、沖縄では“あらざと”という古い読み方も残る地名由来の名字です。新しく開かれた集落(里)を意味し、南部〜中部にかけて広く分布します。読みの違いが地域性をよく表す、歴史の深い姓です。
20位 新城(しんじょう/あらぐすく) 約1万人
「新城」は“しんじょう”が一般的な読みですが、沖縄では“あらぐすく”という古い読みが残る、城(グスク)文化に由来する名字です。新しく築かれた城跡や地名と結びついており、中部〜北部を中心に広く分布します。読みの違いが沖縄の歴史と地域性をよく示す伝統的な姓です。
21位 伊波(いは) 約9,9千人
「伊波」は“いは”と読む沖縄特有の発音を持ち、ハ行がワ行に変化する方言音韻(“ハ行転呼”)が色濃く残る名字です。特にうるま市や中部地域に多く、地名や古い集落に由来する歴史ある姓として知られています。県外では読みづらく、沖縄らしさが強く表れる名字です。
22位 赤嶺(あかみね/あかんに) 約9,7千人
「赤嶺」は“あかみね”が一般的ですが、地域によっては“あかんに”と発音される沖縄特有の読みが残る名字です。赤土の丘や地形に由来するとされ、那覇市を中心に南部に多く分布します。地名姓としての歴史が深く、読みの違いが地域文化をよく表す姓です。
23位 安里(あさと/あんり) 約9,7千人
「安里」は沖縄で広く見られる地名由来の名字で、“あさと”が一般的な読みですが、一部地域では“あんり”と読むこともあります。古い集落名に由来し、那覇市など南部を中心に分布。読みの違いと歴史的背景が沖縄の地域文化をよく反映した姓です。
24位 上地(うえち/うえじ)約9,4千人
「上地」は“うえち”が一般的な読みで、一部地域では“うえじ”と発音される沖縄特有の音が残る名字です。地名に由来し、集落の“上側の土地”を意味するとされ、南部〜中部にかけて多く分布します。シンプルながら地域性がはっきり出る、歴史ある沖縄の地名姓です。
25位 石川(いしかわ/いしかー) 約8,8千人
「石川」は本土にも多い名字ですが、沖縄では“いしかー”と伸ばす独特の発音が残る地域があります。地名に由来する姓で、中部(うるま市・金武町)を中心に分布し、古い集落や川の名称と深く結びついた歴史ある名字です。
26位 又吉(またよし)約8,8千人
「又吉」は沖縄でよく見られる名字で、“またよし”と読むのが一般的です。古い地名や集落名に由来するとされ、特に中部〜北部にかけて多く分布します。読みやすい一方で県外では珍しく、沖縄出身がわかりやすい姓としても知られています。
27位 具志堅(ぐしけん)約8,5千人
「具志堅」は沖縄を代表する名字のひとつで、“ぐしけん”という独特の響きが特徴です。地名に由来する姓とされ、特に中部(豊見城・糸満周辺)に多く分布します。武家系の家系も多く、琉球王国時代から続く歴史の深い名字として知られています。
28位 高良(たから)約7,7千人
「高良」は本土では読みにくい沖縄特有の名字で、“たから”と読むのが一般的です。南部(豊見城・糸満)に多く、地名に由来する歴史ある姓とされています。シンプルながら独特の響きを持ち、沖縄らしさがよく表れる名字です。
29位 仲間(なかま)約7,1千人
「仲間」は本土にも見られる名字ですが、沖縄では特に中部〜南部に多く、地名に由来するとされる歴史ある姓です。“仲”姓の系統の一つで、集落内の位置や役割を示すことが多く、門中文化の中で複数のルーツが存在するのが特徴です。
30位 松田(まつだ)約7千人
「松田」は本土にも広く見られる名字ですが、沖縄では独自の門中(家系)を持つ場合が多く、地域によってルーツが細かく異なるのが特徴です。南部〜中部に広く分布し、古い集落名や地形に由来する姓として根付いています。
31位 与那嶺(よなみね/ゆなみね)約6,8千人
「与那嶺」は沖縄を代表する地名姓で、“よなみね”が一般的ですが、一部地域では“ゆなみね”と発音されることもあります。与那(よな)は地名に由来し、古い集落や山の尾根(嶺)と結びつく歴史ある名字です。沖縄本島だけでなく宮古・八重山にも分布し、地域性の広さが特徴です。
32位 仲里(なかざと)約6,7千人
「仲里」は“仲(中央)にある里”を意味する地名由来の名字で、南部〜中部に多く分布しています。“仲”姓の一族系統の一つで、同じ仲姓でも地域ごとにルーツが細かく異なるのが特徴です。読みやすい一方で県外では珍しく、沖縄らしさがよく表れる姓です。
33位 国吉(くによし/くにし)約6,6千人
「国吉」は“くによし”が一般的ですが、地域によっては“くにし”と読む沖縄独特の発音が残る名字です。古い地名や集落名に由来するとされ、中部〜北部に多く分布します。読みの違いが地域性をよく表し、沖縄らしい響きを持つ伝統的な姓です。
34位 中村(なかむら)約6,6千人
「中村」は全国的にも多い名字ですが、沖縄では独自の門中(家系)を持つケースが多く、本土とは別の系統が多いのが特徴です。古い集落の“中央(なか)にある村”を意味する地名に由来し、中部〜南部に広く分布しています。読みやすい一方で地域ごとにルーツが細かく分かれる、歴史の深い姓です。
35位 長嶺(ながみね/ながんに) 約6,5千人
「長嶺」は“ながみね”が一般的ですが、地域によって“ながんに”と発音される沖縄特有の読みが残る名字です。長い尾根や高台に由来する地名姓で、中部〜南部を中心に分布しています。地形と方言文化がよく表れた、歴史ある沖縄の伝統姓です。
36位 山内(やまうち/やまーち) 約6,5千人
「山内」は全国にも見られる名字ですが、沖縄では“やまーち”という独特の発音が残る地域があります。古い集落の山沿いや山の内側に由来する地名姓で、中部〜南部に広く分布。読みの違いが地域の方言文化をよく表す、歴史ある姓です。
37位 与那覇(よなは/ゆなは) 約6,2千人
「与那覇」は沖縄を代表する地名姓で、“よなは”が一般的ですが、一部では“ゆなは”と発音される地域差があります。与那(よな)という古い地名と、集落を示す“覇(は)”が結びついた姓で、南部〜中部を中心に広く分布しています。読みやすい一方で県外では珍しく、沖縄らしさがよく表れる名字です。
38位 外間(ほかま)約6,2千人
「外間」は本土では“そとま”と読まれがちですが、沖縄では“ほかま”と読む地名由来の名字です。集落の外側や境界を意味する土地に由来するとされ、中部〜北部に多く分布します。読みの特徴と地形文化がよく表れた、沖縄らしい伝統姓です。
39位 上間(うえま)約6千人
「上間」は古い集落の“上側の土地”に由来する地名姓で、“うえま”と読むのが一般的です。那覇市や南部地域に多く分布し、地形に根付いた昔ながらの姓として受け継がれています。シンプルながら地域性がはっきり表れる沖縄の伝統的な名字です。
40位 友利(ともり/ともい) 約6千人
「友利」は宮古島や八重山など離島に多い名字で、“ともり”が一般的な読みですが、“ともい”と発音する地域もあります。友(とも)と利(り/い)から成る地名に由来し、古い集落文化と深く結びついた歴史ある姓です。沖縄本島にも広く伝わり、離島ルーツが色濃く残る名字として知られています。
41位 神谷(かみや/かんだ)約5,9千人
「神谷」は“かみや”が一般的ですが、沖縄では“かんだ”と読む独特の発音が残る名字です。神域や御嶽(うたき)に関わる地名に由来するとされ、信仰文化との結びつきが強いのが特徴です。中部〜南部に広く分布し、読みの違いに地域性がよく表れる沖縄らしい姓です。
42位 仲本(なかもと)約5,7千人
「仲本」は“仲”姓の代表的な系統で、“中央(なか)の本家”を意味する地名由来の名字です。中部〜北部に広く分布し、門中文化の中で複数のルーツが存在するのが特徴です。読みやすい一方で県外では珍しく、沖縄らしさがよく表れる伝統的な姓です。
43位 喜屋武(きゃん/きやたけ) 約5,7千人
「喜屋武」は“きゃん”と読む沖縄特有の名字で、県外ではまず読めない代表的な難読姓です。古い地名“喜屋武(きゃん)”に由来し、特に糸満市や南部地域に多く分布します。地名と方言文化が色濃く反映された、沖縄らしさを強く感じる伝統姓です。
44位 川満(かわみつ/かーみち) 約5,6千人
「川満」は宮古島を中心に多い地名由来の名字で、“かわみつ”が一般的な読みですが、地域によって“かーみち”と発音される沖縄独特の音が残ります。川沿いや水の豊かな土地に由来するとされ、離島文化と深く結びついた歴史ある姓です。
45位 宮平(みやひら/みやびら) 約5,4千人
「宮平」は“みやひら”が一般的な読みですが、“みやびら”と発音される地域もある沖縄特有の名字です。神域や御嶽(うたき)に関わる地名に由来するとされ、中部〜南部に多く分布します。信仰文化と地域の歴史がよく表れた伝統的な姓です。
46位 伊佐(いさ) 約5,2千人
「伊佐」は沖縄本島中部〜北部で多く見られる地名由来の名字で、“いさ”という短い読みが特徴です。古い集落名に結びつく歴史ある姓で、県外では比較的珍しく、沖縄出身がわかりやすい名字のひとつです。
47位 当山(とうやま/とうざん) 約5,2千人
「当山」は“とうやま”が一般的ですが、地域によって“とうざん”と読む場合もある沖縄特有の名字です。古い地名や山の名に由来するとされ、中部〜南部に広く分布します。読みの違いが地域性をよく表し、歴史ある地名姓として受け継がれています。
48位 知花(ちばな)約5千人
「知花」は沖縄本島中部、特に沖縄市周辺に多い地名由来の名字で、“ちばな”という読みが特徴です。古い集落名に結びつく歴史ある姓で、県外では珍しく、沖縄らしさがよく表れる名字のひとつです。
49位 岸本(きしもと)約5千人
「岸本」は本土でも見られる名字ですが、沖縄では独自の門中や地域系統を持つことが多いのが特徴です。古い地名や海岸・川沿いの“岸”に由来するとされ、中部〜北部に安定して分布しています。読みやすい一方で、地域ごとにルーツが細かく異なる歴史ある姓です。
50位 高江洲(たかえす/たかえすー) 約5千人
「高江洲」は“たかえす”と読む沖縄特有の名字で、地名に由来する歴史ある姓です。中部(うるま市・沖縄市)を中心に分布し、語尾を伸ばして“たかえすー”と発音される地域もあります。読みや発音に沖縄方言の特徴がよく表れた伝統的な名字です。
いくつ読める?難しい苗字10選!
沖縄には、漢字だけ見ると“絶対読めない…”と思ってしまう独特の名字が多く存在します。
方言や地名、古い発音がそのまま残っているものも多く、県外の人にはまず読めないものばかり。ここでは、特に読み方に迷いやすい 難読苗字10選 を紹介します。
- 喜屋武(きゃん)
沖縄難読名字の代表格。“きやたけ”ではなく“きゃん”。地名由来で糸満市周辺に多い。 - 我如古(がねこ)
見た瞬間読めないNo.1候補。“がにょこ”ではなく“がねこ”。中部エリアに多い名字。 - 東恩納(ひがしおんな/ひがおんな)
“とうおんな”ではなく“ひがしおんな”。読みが複数あり、地名や集落に由来する難読姓。 - 饒平名(よへな)
“にょうへいな”ではない。“よへな”と読む沖縄特有の音で、読みにギャップが大きい。 - 仲村渠(なかんだかり)
最強レベルの難読姓。“なかむらかん”では絶対ない。“なかんだかり”と読む伝統姓。 - 小禄(おろく)
本土だと“ころく”に見えるが“おろく”。那覇の地名に由来する歴史ある名字。 - 玉城(たまぐすく)
一般的には“たましろ”だが、沖縄では“たまぐすく”。読みのギャップが大きい。 - 西銘(にしめ)
“にしみょう”でも“さいめい”でもなく“にしめ”。東海岸側に多い沖縄独特の名字。 - 兼城(かねぐすく)
“かねしろ”に見えるが、沖縄古来の読みは“かねぐすく”。城(グスク)文化の名残。 - 具志頭(ぐしかみ)
“ぐしず”ではなく“ぐしかみ”。南部を中心に多く、読みのギャップが県外勢にとって難関。
まとめ
沖縄の名字には、琉球王国の歴史や地名、方言の名残がそのまま受け継がれているものが多く、漢字だけでは読むのが難しい名字が数多く存在します。「喜屋武(きゃん)」や「我如古(がねこ)」のように、沖縄独特の読み方を持つ名字は、その背景を知ることでより魅力的に感じられます。
今回紹介した難読苗字をきっかけに、沖縄の文化や言葉、地域の歴史に触れてみると、名字の奥深さがより一層楽しめるはずです。

