2026.7.29 首里城の見どころを巡る!石畳・大アカギ散策ガイド

初めて首里城を訪れる方のなかには、どの順番で回ればよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、実際に現地を歩いた筆者が、首里城の見どころとおすすめの回り方を写真付きで紹介します。
石畳道へ向かう際に出口を間違えて大回りした体験や、大アカギまでの分かりにくい道順、暑さ・坂道への注意点もまとめました。首里城と首里のまちを歩いて楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
| POINT 首里城正殿は2026年11月23日から一般公開される予定です。 公開区域や見学ルート、料金などは変更される場合があるため、訪問前に首里城公園公式サイトをご確認ください |
首里城の見どころを巡るおすすめ散策コース
首里城を訪れる際は、守礼門側から散策を始める方が多いかもしれません。
今回おすすめするのは、龍潭側から首里城公園へ入り、城内を巡って守礼門側へ抜け、そのまま首里金城町石畳道と大アカギまで歩くコースです。
龍潭側から入ることで、水辺の景色や弁財天堂を見たあとに城内へ進めます。守礼門側から龍潭へ往復する必要がなく、首里城周辺の見どころをひとつの流れで巡りやすいのがポイントです。

(引用:施設の全体地図公式https://oki-park.jp/shurijo/guide/51/)
今回紹介する周遊ルート(城内探索→石畳→大アカギまで)

(今回巡ったルート)
1. 龍潭側から散策開始
2. 龍潭と水鳥を観察
3. 円鑑池・天女橋・弁財天堂
4. 一旦守礼門、総合案内所のところまで出る
首里社館の展示物などを楽しんだあと来た道を戻り守礼門をくぐって中に再度入る
5. 首里城内の見どころを巡る
(おすすめは歓会門からではなく木曳門側から入り、西のアザナなどを巡りながら正殿へ回り込むルートです)
6. 歓会門から出て守礼門にむかって歩き、左手にあるわき道に曲る
首里杜館前の芝生広場を通って、第5砲兵司令部壕トーチカがある出口から出ます。
7. 首里金城町石畳道
8. 石畳茶屋 真珠で休憩
9. 首里金城の大アカギ
首里城内だけを見学する場合と、石畳道・大アカギまで巡る場合では必要な体力が大きく異なります。
全部歩くなら暑さとアップダウンのある道への備えを

首里城公園内には日陰や休憩できる場所もありますが、日差しを直接受けながら歩く区間も少なくありません。
さらに、石畳道は写真で見る以上に傾斜があり、下りだけでなく帰りの上りも体力を使います。
特に夏は、帽子・日傘・日焼け止め・歩きやすい靴を準備し、散策を始める前に飲み物を確保しておきましょう。
雨の日や雨上がりは石畳が滑りやすいため、底が滑りにくい靴がおすすめです。
龍潭側から首里城公園へ入ってみよう
今回の散策は、首里城公園の北側にある龍潭からスタートします。
池沿いを歩きながら円鑑池と弁財天堂を見学し、そのまま首里城公園内へ進みましょう。
龍潭から眺める首里城周辺の景色

龍潭(りゅうたん)は、1427年に造られた人工の池です。首里城公園公式サイトによると、国相の懐機が中国で造園技術を学び、池を造ったと伝えられています。琉球王国時代には人々がくつろぐ名勝であり、中国皇帝の使者である冊封使をもてなす船遊びの宴も行われました。
池の周囲は、首里城の城壁や緑を水辺越しに眺められる場所です。守礼門側だけを見て帰ると通らないことも多いため、首里城の散策にぜひ加えたいスポットです。
- アヒルみたいな鳥の正体は?
龍潭周辺では、アヒルのような姿をした水鳥が歩いていることがあります。
顔の周りに赤い皮膚が見える鳥は「バリケン」、カモの仲間である水鳥です。
人の近くまで寄ってくることがありますが、追いかけたり触ろうとしたりせず、少し離れて観察しましょう。

円鑑池・天女橋・弁財天堂

龍潭の隣にある、石垣で囲まれた池が円鑑池(えんかんち)です。
1502年に造られ、首里城の淡水源から水を集めて、下側の龍潭へ流す仕組みの一部になっていました。
池の小島に建つのが弁財天堂です。
小島へ渡る石橋は天女橋と呼ばれています。
弁財天堂は、もともと朝鮮王から贈られた仏教経典を納めるために建てられ、後に弁財天を祀るお堂となりました。現在見られる建物は、沖縄戦で失われた後に復元されたものです。
龍潭と円鑑池は隣り合っているため混同しやすいのですが、大きく開けた池が龍潭、石垣に囲まれ、弁財天堂が建つ池が円鑑池です。

第32軍司令部壕と園比屋武御嶽石門を通り首里城公園内へ

円鑑池と弁財天堂を見学したら、首里城公園内へ入ります。
第32軍司令部壕や園比屋武御嶽石門の前を通り、守礼門側、総合案内所側へ向かいます。
- 首里城地下に残る第32軍司令部壕跡

首里城公園内に残る、沖縄戦で使われた第32軍司令部壕。
壕の構築は1944年12月に始まり、沖縄師範学校の学徒や地域住民など多くの人が動員されました。1945年5月末に軍司令部が南部へ撤退するまで使用されました。
現在、壕全体の内部構造は見学することができませんが、案内板とあわせて、首里城が軍事拠点となり攻撃を受けた歴史にも目を向けてみてください。
- 園比屋武御嶽石門

守礼門の近くにあるため守礼門ばかりが目立ち、通り過ぎてしまいがちな「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」は、実は世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産のひとつ。
国王が城外へ出る際に道中の安全を祈った場所です。
名前に「門」とありますが、人が通り抜けるための門ではなく、その奥にある御嶽へ祈りを捧げるための拝所です。
祈りの場であることを意識し、静かに見学しましょう。
写真で巡る!首里城内の見どころ
守礼門側にたどり着いて正門側に歩くと総合案内所と首里社館があります。
首里社館内では首里城や琉球に関する展示が行われているので、ぜひご覧ください。
知識を深めることで見るポイントがわかり、より楽しく首里城内を巡ることができます。

また、巡る経路に不安がある方は総合案内所で尋ねると丁寧に教えてもらえます。

首里社館で展示物を見た後はいよいよ本格的な散策をスタート!
筆者のおすすめの順路は
| 守礼門 → 木曳門 → 西のアザナ → 京の内 → 京ノ内御嶽 → 首里城 物見台 正殿前(首里森御嶽/広福門) → 正殿(有料区画) → 正殿内の経路通りに辿る → 東のアザナ 淑順門 → 久慶門 → 歓会門 |


通常歓会門(かんかいもん)が首里城郭内へ入る第一の正門とされていますが、上記の巡り方をすることで全体を満遍なく見学することができるのでおすすめです。
守礼門
守礼門(しゅれいもん)は、首里城を代表する門の一つです。門に掲げられた「守禮之邦(しゅれいのくに)」の扁額には、「琉球は礼節を重んじる国である」という意味が込められています。
中国風の牌楼(ぱいろう)形式で造られた、朱色の柱と赤瓦屋根のバランスにも注目してみてください。現在の守礼門は1958年に復元されたもので、2,000円札にも描かれています。

木曳門
木曳門(こびきもん)は、西のアザナ近くにある石造りのアーチ門です。琉球王国時代には、首里城や石垣を修理する際に、木材などの資材を運び入れるために使用されていました。
普段はアーチ部分を石でふさぎ、修理が必要なときだけ開けていたとされています。階段の多い首里城で大きな木材を運ぶために設けられた、作業用の門だったことが分かります。

西のアザナ
西のアザナ(いりのあざな)は、城郭の西側、標高約130mの位置に築かれた物見台です。那覇市街や那覇港を見渡すことができ、天候が良ければ遠くに慶良間諸島も望めます。
琉球王国時代には旗や鐘が置かれ、城内外へ時刻を知らせる役割も担っていました。景色を楽しみながらひと休みできる、首里城内でも特に眺めの良い場所です。
昔の人たちもここから街並みを眺めていたのでしょうか。


京の内
京の内(きょうのうち)は、首里城内で最大の信仰儀式の場です。琉球独自の信仰における最高位の神女・聞得大君(きこえおおきみ)などが、王家の繁栄や航海安全、五穀豊穣を祈っていました。
首里城発祥の地ともいわれ、かつては木々が生い茂る神聖な空間だったとされています。城郭や建物を見る場所とは異なる、首里城の信仰面を知ることができるエリアです。
緑が生い茂っているので、散策していて癒される首里城内でもおすすめエリアです。
- 京の内の御嶽
京の内には、琉球王国時代の資料などをもとに4か所の御嶽が復元されています。御嶽は神に祈りを捧げる場所であり、周囲の木々を含めて神聖な空間として大切にされてきました。
観光スポットではありますが、もともとは王府の祭祀が行われた祈りの場です。御嶽内へ立ち入ったり、石や植物に触れたりせず、静かに見学しましょう。

- 京の内展望台
京の内を進んだ先には、城壁の上から周辺を見渡せる展望スペースがあります。那覇市街や海を望む西のアザナとは異なり、首里城南側に広がる丘陵地や町並みを眺められるのが特徴です。
京の内の緑や城壁が重なる景観も見どころの一つ。階段や足元に注意しながら、首里城が高台に築かれていることを実感してみてください。


首里森御嶽・広福門
正殿前へ向かう途中には、首里森御嶽(すいむいうたき)と広福門(こうふくもん)があります。首里森御嶽は、琉球開闢神話の中で神が造ったとされる聖地で、城内にあった10か所の礼拝所「十嶽」の一つです。
広福門の「広福」には、「福を行き渡らせる」という意味があります。琉球王国時代には役所が置かれ、現在は有料区域の券売所として利用されています。

奉神門・正殿前・下之御庭
広福門で入場券を購入し、奉神門(ほうしんもん)を通ると、正殿前の御庭(うなー)へ入ります。
奉神門は御庭へ続く最後の門で、中央の入口は国王や中国皇帝の使者など、身分の高い人が利用していました。
御庭は、冊封儀式をはじめとする重要な行事が行われた広場です。正殿を正面に見ながら、赤と白の敷瓦が並ぶ御庭全体の景観にも注目してみてください。
(2026年6月取材時はまだ修繕作業中で正殿前の御庭には入ることができませんでした。)
正殿・有料区域の見学順路
首里城正殿は、琉球王国の政治・外交・文化の中心となった建物です。2019年の火災で焼失しましたが復元工事が進められ、2026年11月23日から一般公開されることが決定しています。
有料区域内は、その時点で案内されている見学順路に沿って進みましょう。正殿の外観や内部の装飾、国王が座った御差床(うさすか)など、琉球と中国、日本の建築文化が組み合わされた意匠が見どころです。公開区域や見学順路は変更される可能性があるため、訪問前に公式サイトをご確認ください。

東のアザナ
有料区域の順路を進んだ先には、東のアザナ(あがりのあざな)があります。城郭の東端、標高約140mの位置に築かれた物見台で、首里の町並みや正殿裏、御内原一帯を見渡せます。
天候が良い日には、琉球の創世神話にも登場する久高島が見えることもあります。かつては西のアザナなどとともに、鐘を鳴らして城内へ時刻を知らせる役割も担っていました。


淑順門
淑順門(しゅくじゅんもん)は、国王やその家族が暮らした私的空間「御内原(おうちばら)」へ通じる門です。別名「みもの御門(うじょう)」「うなか御門(うじょう)」とも呼ばれ、国王やその家族に仕える女官たちが利用していました。
2本の石柱の上に木造の櫓をのせた櫓門形式で、入母屋造の屋根には本瓦が葺かれています。創建年代は分かっていませんが、現在の門は2010年に復元されました。表向きの政治や外交の場とは異なる、首里城の「奥」の世界を伝える門です。

(引用:https://oki-park.jp/shurijo/guide/5674/)
久慶門
久慶門(きゅうけいもん)は、首里城外郭の北側に設けられた通用門です。別名「ほこり御門(うじょう)」とも呼ばれ、正門である歓会門に対し、主に女性が日常的に利用していたとされています。
国王が寺院を参詣するときや、浦添より北の地域へ向かう際にも使われました。現在の門は1983年に復元されたもので、見学順路では出口専用となっています。門の左手にある湧水「寒水川樋川(すんがーひーじゃー)」にも注目してみてください。

(引用:https://oki-park.jp/shurijo/guide/53/)
歓会門
久慶門を出たあとは、城壁沿いを歩いて歓会門方面へ戻ります。歓会門(かんかいもん)は首里城郭内へ入る第一の正門で、「歓会」には訪れる人を歓迎するという意味が込められています。
久慶門と歓会門は、どちらも石造りのアーチ門の上に木造の櫓をのせた形式です。往路では正面から、復路では城壁側から見ることになるため、門の造りや周囲の石垣を異なる角度から楽しめます。

(引用:https://oki-park.jp/shurijo/gakusei/8282/8287)
歓会門から出る前に寄り道(瑞泉門・龍樋・漏刻門・日影台)
今回のルートでは通過していませんが、歓会門から正殿側にむかうルートでは下記を見ることができます。
気になる方は若干正殿に引き返す形にはなってしまいますが、下記もぜひ自分で巡ってみてください。
- 瑞泉門・龍樋
歓会門から正殿側に階段を上ると、瑞泉門(ずいせんもん)があります。「瑞泉」は立派な、めでたい泉という意味です。門の手前にある龍樋(りゅうひ)では、龍の口から湧水が流れ出ています。
門・階段・石垣が重なる景観は首里城らしい撮影ポイント。足元に気をつけながら、龍樋の細かな彫刻も見てみましょう。

(引用:https://oki-park.jp/shurijo/gakusei/8282/8290)
- 漏刻門・日影台
瑞泉門を抜けるとまず目の前に現れるのが漏刻門。
漏刻門(ろうこくもん)の「漏刻」とは水時計のことです。琉球王国時代には、水の量で時刻を計り、太鼓で城内へ知らせていました。
門を抜けた先には、太陽の位置から時刻を測る日時計の役割を担った日影台があります。
水時計と日時計という2つの方法で時刻を確認していたことを知ると、門の名前や周辺の設備がぐっと分かりやすくなります。

首里城から首里金城町石畳道への行き方
首里城内の見学を終えたら、せっかくなので首里金城町石畳道も散策してみませんか?
ここで注意したいのが、首里城公園内から出る方向です。目的地だけをナビに入力すると、現在地や出口によっては遠回りの経路が表示されることがあります。
写真で解説!石畳道までのおすすめルート
石畳へ向かう際は守礼門/総合案内所側の出入口から出て向かうルートではなく、第5砲兵司令部壕 トーチカがある側の出入口から向かうルートをおすすめします。
筆者は首里城公園内で「首里金城町石畳道」と検索し、総合案内所側からの出入り口から出てしまったため、公園外周からぐるっと守礼門下側のトンネルを通る遠回りルートを歩いてしまいました。



このルートでもたどり着きはするのですが、トンネル内を歩かないといけなかったり車の横断が多かったりと落ち着かない環境なので、公園内を歩いて向かうことができる下記のルートをおすすめします。

①歓会門から守礼門側にむかって歩き、手前で左側に曲がります。

②道を進むと右手に首里杜館前芝生広場が見えてきます。
首里杜館内には飲食店やお土産屋さんがあるため、石畳へ向かう前にこちらで一休みするのもおすすめです。


③そのまままっすぐ歩くと「真珠道」石畳のエリアの前へ出ることができます。


首里金城町石畳道を歩こう
首里金城町石畳道は、首里城から那覇港方面へ続いていた真珠道(まだまみち)の一部です。真珠道は尚真王の時代に整備されたとされ、現在は首里金城町に約300mの石畳が残っています。
琉球石灰岩を敷き詰めた道の両側には石垣や赤瓦の住宅が並び、首里の城下町らしい景観を楽しめます。道の途中で振り返ると傾斜と町並みがよく分かりますが、通行する方や周辺住民の迷惑にならないよう撮影しましょう。


石畳道は想像以上に急な坂道
石畳道は風情がありますが、実際に歩くと想像以上の急坂です。下りは歩幅を小さくし、足元を確認しながら進みましょう。雨天時は石が滑りやすくなるため、ヒールや底の滑りやすい靴は避けたほうが安心です。
下ったあとに首里城方面へ戻る場合は、同じ坂を上ることになります。体力に不安がある方は、途中で引き返す、タクシーを利用するなど、無理のない計画を立ててください。


石畳茶屋 真珠でひと休み

真珠道は基本まっすぐなので迷うことはないかと思います。
途中で休憩したいときは、「石畳茶屋 真珠(まだま)」に立ち寄るのもおすすめです。
急な坂道の途中にあり、散策の合間にひと息つけます。
暑さで歩き疲れた体に、冷たいぜんざいが沁み渡りました。
営業時間や定休日は変更される場合があるため、来店前に店舗の公式SNSなどで最新情報をご確認ください。


| 店名 | 石畳茶屋真珠 |
| 電話番号 | 098-884-6591 |
| 住所 | 〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1丁目23 |
| 定休日 | 火曜日 |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/shuri_madama?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw== |

首里金城の大アカギへの行き方

石畳道とあわせて立ち寄りたいのが、内金城御嶽にある首里金城の大アカギです。ただし、地図アプリの案内だけでは入口を見つけにくいので要注意です。
筆者がナビを使った際は、大通りで「到着」と表示されましたが、周囲を見ても大アカギは見当たりません。
大アカギは大通り沿いに立っているわけではなく、石畳道から案内看板に従って内金城御嶽へ入った先にあります。
地図上のピンだけを頼りにせず、石畳道沿いにある案内看板を探しましょう。
周辺は住宅地でもあるため、私有地や生活道路へ誤って入らないよう注意してください。
写真で解説!石畳道から大アカギまで
①下ってきた石畳から大通りを挟んで真正面に石畳が続く道があります。
※ここでナビを「大アカギ」で設定するとこの石畳ではなく大通り沿いを案内されることがあるので注意

②道を渡り石畳を少し歩くと、ぽつぽつとアカギへの道を示す目印が出てきます。
控えめに掲示されているので、宝探しゲームをする気持ちで楽しんで探してみてください。



③民家の立ち並ぶ中を歩いて向かう形になるので、声のボリュームやマナーを守って向かいましょう。

④緑が生い茂るポイントに到着します。

大アカギは内金城御嶽にある祈りの場

首里金城の大アカギは、国の天然記念物に指定されているアカギの大木群です。かつて首里周辺にはアカギの大木が多く見られましたが、沖縄戦で多くが失われ、まとまって残る貴重な場所となりました。
大アカギが立つ内金城御嶽は、現在も大切にされている祈りの場です。いわゆる「パワースポット」としてだけ捉えず、大声で騒がない、木や根に触れない、立入禁止の場所へ入らないなど、敬意を持って見学しましょう。


首里城や首里周遊で気を付けること
龍潭から首里城内、石畳道、大アカギまで歩くと、想像以上に体力を使います。
筆者は6月中旬12時頃に友人と今回紹介した経路を巡りましたが、だいぶ日差しが強く、アカギまでまわった段階で若干友人が熱中症気味となりました。水分の摂取を心掛けて、対策をしていたにも関わらず、です。
沖縄の日差しはかなり強烈なため、なるべく日差しがやわらかな夕方近くや朝を選び、水分や体を冷やせるアイテムと日差しから身を守る日傘や帽子を活用して散策してください。
首里城公園内は要所要所で休憩所がありますが、散策中どこでもすぐに自動販売機が見つかるわけではありません。
特に夏は「城内で買えばいい」と考えず、散策開始前から飲み物を持っておくと安心です。
体調が悪いと感じたら予定どおり巡ることにこだわらず、日陰や冷房のある施設で休んでください。
首里城観光前に知っておきたい基本情報
首里城公園には無料区域と有料区域があります。2026年7月1日から営業時間が変更されているため、以前訪れたことがある方も最新情報を確認しましょう。
| 施設名 | 首里城公園 |
| 所在地 | 沖縄県那覇市首里金城町1-2 |
| 無料区域 | 4月~11月 8:00~19:30 12月~3月 8:00~18:30 |
| 有料区域 | 4月~11月 8:30~19:00(入場締切18:30) 12月~3月 8:30~18:00(入場締切17:30) |
| 入場料金 | 大人400円 高校生300円 小・中学生160円 6歳未満無料 |
| 休場日 | 首里城公園公式サイトで最新情報をご確認ください |
| 駐車場 | 首里杜館地下の県営駐車場など。 営業時間・混雑状況は公式サイトをご確認ください。 |
| 公共交通 | ゆいレール首里駅から徒歩約15分。路線バス利用も可能 |
| 公式サイト | https://oki-park.jp/shurijo/ |
※開園時間・料金・公開区域は変更される場合があります。2026年11月23日の正殿一般公開後は、料金や見学方法が変更される可能性があるため、訪問直前に公式情報をご確認ください。
運転が不安な方はモノレールやバスを活用することをおすすめします。
首里城と首里のまちを歩いて楽しもう

首里城の見どころは、正殿や守礼門だけではありません。
龍潭側から歩き始めれば、水辺の景色や弁財天堂を楽しみながら城内へ入り、首里城の門や御嶽、沖縄戦の記憶まで、さまざまな時代の歴史に触れられます。
さらに守礼門側から首里金城町石畳道へ下り、大アカギまで歩くことで、首里城と城下町が道でつながっていたことも実感できます。琉球時代に思いを馳せながらぜひ散策してみてください。
日差しと急坂に備えて、飲み物と歩きやすい靴を用意することも大切です。
せっかくの首里散策、体調に無理のないペースで楽しめることを願っています。
参考・確認先
· 首里城公園公式サイト:https://oki-park.jp/shurijo/
· 首里城公園「開園・開場時間」:https://oki-park.jp/shurijo/info/15/
· 首里城公園「入場料金、年間パスポート」:https://oki-park.jp/shurijo/info/14/
· 首里城公園「周辺の文化財」:https://oki-park.jp/shurijo/guide/58/
· 首里城公園「弁財天堂・円鑑池」:https://oki-park.jp/shurijo/info/6466/6483
· 首里城公園「第32軍司令部壕」:https://oki-park.jp/shurijo/info/6466/6485
· 首里城公園「正殿一般公開決定」:https://oki-park.jp/shurijo/information/detail/10959
· 沖縄県「歓会門櫓、久慶門櫓の修復工事」:https://www.pref.okinawa.lg.jp/bunkakoryu/bunkageijutsu/1009556/1035760.html
· 那覇市 文化財一覧:https://www.city.naha.okinawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/520/sinaiitiran.pdf

