2026.7.1 ゴーヤーが苦手な人向け!苦くないゴーヤーチャンプルーの作り方【沖縄流】

沖縄の夏、ゴーヤーをもらう機会が増えますよね。
「たくさん採れたから持っていって~」
家庭菜園で育てている人も多く、おすそ分けされることも珍しくありません。
我が家も例外ではなく、夏になるとゴーヤーがやってきます。
しかし、ひとつ問題があります。
夫がゴーヤー嫌いなのです。
せっかくいただいたゴーヤーをおいしく食べたい。沖縄県民ならゴーヤーチャンプルーくらい食べてほしい。
そんな思いから、今回はゴーヤー嫌いの夫でも食べられるゴーヤーチャンプルー作りに挑戦してみました。
ゴーヤー嫌いに捧ぐゴーヤーチャンプルーの作り方

ゴーヤー嫌いといっても理由は人それぞれです。
まずはなぜゴーヤーが嫌いなのかを突き止め、それを解決し食べさせる方法を探ります。
夫本人に何が苦手なのか聞いてみました。
夫はなぜゴーヤーが苦手なのか
「我が家の夫のゴーヤー嫌い度:5段階中3(★★★☆☆)」
冷蔵庫にゴーヤーを発見すると、警戒します。
ただし完全NGではなく、過去には「これは食べられる」というゴーヤーチャンプルーもあったそうです。
本人にポイントを聞いてみると
・シャキシャキした食感
・独特の臭み
・苦味(えぐみ)
が苦手とのこと。
なかでも「シャキシャキしてるゴーヤーチャンプルーは無理」らしいです。
そこで今回は、ゴーヤー好き、ゴーヤーチャンプルー好きからすると邪道かもしれない方法で作ることにしました。
実際の作り方と3つのポイント
今回は我が家で実際に行った作り方を紹介します。
- 材料
| ゴーヤー 2本(1本あたり200gのものを使用) |
| ポーク(スパム) 薄切り(0.5cmくらい)3枚 |
| 島豆腐 半丁 |
| ツナ缶 1缶 |
| 鰹節 ひとつかみ |
| 卵 2個 |
| かつお出汁 ゴーヤーが浸るくらい |
| 白だし 大匙1 |
| しょうゆ 少々 |
| ごま油 適量 |
- 作り方
| ①ゴーヤーを縦半分に切り、ワタと種を丁寧にとる ②薄切りにして塩もみする ③沸騰したお湯で1~2分下茹でしてゆるく絞り水気を切っておく ④(中火)フライパンでごま油で豆腐とポークをしっかり焼く ⑤(中火~強火)ポークと豆腐に焼き色がついたらゴーヤーと出汁汁、白だしを加えて煮る ⑥(中火)水分を飛ばす ⑦(中火)ツナ缶と鰹節を加え、全体を混ぜ合わせる ⑧(中火)しょうゆで味を整える ⑨(中火)卵でとじて完成 |
苦味を抑えるポイント
今回のポイントは、
「薄切り」「塩もみ」「下茹で」「出汁で煮る」「鰹節」
の5つです。
さらにポーク、豆腐、ツナ、卵といった副食材をしっかり使うことで、ゴーヤー特有のクセが気になりにくくなります。
薄切りにして口当たりを緩和
まずはゴーヤーをできるだけ薄く切ります。
薄切りにすることで口当たりがやわらかくなります。
ゴーヤーが苦手な人向けなら、まず試したい方法です。

塩もみだけに頼らず下処理を工夫する
ゴーヤーを薄切りにしたら塩もみをして30分ほど置きます。
そして、我が家では塩もみだけでは終わりません。
軽く下茹で(沸騰したお湯で1~2分)も行います。
栄養素は恐らく減少してしまうでしょうが、致し方なしと割り切ります。

(塩もみをして30分放置→かるく絞る)

(沸騰したお湯で1~2分)
ひと手間増えますが、苦味や青臭さがかなりやわらぐ印象です。
「ゴーヤーのクセが苦手」という方にはおすすめです。
あえて“にーくたー”気味にする
一般的なゴーヤーチャンプルーは、シャキシャキ感を残すのがコツと言われます。
しかし我が家は逆です。
ゴーヤーを出汁で少し煮込み、あえてにーくたー気味にします。
※沖縄の方言で、食材がやわらかく煮込まれてクタクタになった状態を『にーくたー』と言います。

(軽くゴーヤーが浸かるくらいのかつお出汁)
ゴーヤー好きからすると邪道だと思います。
それでも、シャキシャキ感が苦手な夫にはこの方法が効果的でした。
鰹節の威力
鰹節には旨味成分が多く含まれているため、ゴーヤーの苦み(えぐみ)が気になりにくくなります。
さらにそこにスパムや豆腐、ツナ缶、卵などの副食材がはいることで食べやすいゴーヤーチャンプルーの完成です。

(汁気がまだ少し残る状態でツナ缶を加え混ぜ、最後にしっかり水気を飛ばしていく)

(水気がなくなったら鰹節をひとつかみ)

(最後に溶き卵でとじる)
【検証】ゴーヤー嫌い夫に食べさせてみた
いよいよ実食のとき。
今回の目的は、“王道のゴーヤーチャンプルーを作る”ではなく、“ゴーヤー嫌いの夫が食べられるか”どうかです。
実際に作ったゴーヤーチャンプルー

今回作ったゴーヤーチャンプルーは、一般的なものよりもかなりやわらかめ。
ゴーヤー好きの人が見たら「火が通りすぎでは?」と思うかもしれません。
しかし、今回のターゲットはゴーヤー嫌い。
ゴーヤーの苦みはほどよく活かしたまま、他の食材の助けも得ることでゴーヤー嫌いも食べられるゴーヤーチャンプルーに仕上げました。
食べた反応

最初は少し警戒していたものの、一口食べると「思ったより食べやすい」との反応。
苦手としているシャキシャキ感が少ないことと鰹節と出汁の旨味がしっかりゴーヤーの苦みをうまくフォローしてくれたおかげかパクパクと食べていました。
豆腐やスパムなどがしっかり入っていることで良い意味でゴーヤー感を薄めてくれています。
出汁感もしっかりあるのでご飯のおともとしてばっちりだったようです。
完食できたのか
結果は完食。
「これなら食べられる」「弁当におかずとして入れても良い」という評価をもらえました。

沖縄のゴーヤー事情
沖縄県外の人に話すと驚かれることがありますが、沖縄ではゴーヤーをもらう機会が意外と多くあります。
家庭菜園の定番野菜

沖縄の夏、一軒家の庭や畑を眺めると高確率でゴーヤーのグリーンカーテンを目にします。
とにかく生命力が強く、初心者でも簡単にたくさん収穫できるため家庭菜園の定番として愛されています。
冷蔵庫に余りがち
また、沖縄にはたくさん獲れた野菜を近所や親戚に配る「おすそ分け文化」が深く根付いています。夏になると、おじぃやおばぁ、職場の同僚などから「これ持っていきなさい」と、レジ袋いっぱいのゴーヤーをいただく機会が本当に多いのです。
ありがたいおすそ分けですが、何本も一気にもらうと消費が追いつきません。気がつけば冷蔵庫の野菜室がゴーヤーで緑一色になり、それが黄色く傷み始めて焦る…というのは沖縄県民あるあるの光景ですよね。だからこそ、家族全員が美味しく食べられる調理法を知っておくことが不可欠なのです。
ゴーヤーは沖縄を代表する夏野菜

ゴーヤーは沖縄を代表する夏野菜のひとつです。
ゴーヤー(和名:ツルレイシ・ニガウリ)
沖縄の強い日差しを浴びて育つ、まさに命薬(ぬちぐすい=体に良い食べ物)の代表格。
ゴーヤーチャンプルーをはじめ、さまざまな家庭料理に使われています。
独特の苦味と栄養が特徴
あの苦味の正体は「モモルデシン」という成分。あの苦みは古くから夏場の食欲低下対策として親しまれてきました。
さらに、ゴーヤーにはビタミンCが豊富に含まれており、文部科学省の食品成分データベースでは可食部100gあたり76mgとされています(文部科学省食品成分データベース:https://fooddb.mext.go.jp)。加熱に比較的強いことも特徴です。
沖縄の厳しい夏を乗り切るための夏バテ予防に最適な栄養素が詰まっています。
ゴーヤーの旬はいつ?
ハウス栽培などで一年中手に入りますが、露地栽培の本来の旬は5月〜8月頃のまさに今です。旬のゴーヤーは栄養価が最も高く、みずみずしさが格別です。
まとめ

ゴーヤー嫌いだからといって、最初から諦める必要はありません。
我が家の場合は、
・薄切りにする
・下処理を丁寧に行う
・出汁や鰹節、他副食材の旨味成分の助けをかりる
という工夫で食べやすくなりました。
ゴーヤー好きからすると少し邪道かもしれませんが、苦手だけどせっかくだし美味しくゴーヤーを消費したい…!という方にはぜひお試しいただきたい方法です。
美味しくゴーヤーを消費して暑い沖縄の夏を乗り越えましょう!

