2026.7.1

沖縄のモウイっておいしいの?ウリ嫌いが食べてみた

モウイっておいしいの?

「モウイってどう食べるの?」

沖縄のスーパーで見かけるものの、正直あまり手に取ったことがないという人も多いのではないでしょうか。

私自身、実はウリ系の野菜があまり得意ではありません。

きゅうりや冬瓜の独特な風味が少し苦手で、モウイもなんとなく敬遠していました。
しかし沖縄の夏野菜としてよく見かけるため、「実際はどんな味なんだろう?」と気になり、購入して食べてみることにしました。

この記事では、モウイとはどんな野菜なのか、沖縄県民に親しまれている理由や実際に食べてみた感想、おすすめの食べ方を紹介します。

モウイとは?沖縄で親しまれる夏野菜

モウイ(赤毛瓜)とは

モウイの写真

モウイはウリ科の野菜で、正式名称は「赤毛瓜(あかもうい)」といいます。

見た目は大きなきゅうりのようですが、きゅうりとは異なる種類の野菜です。果肉は白くみずみずしく、加熱しても生でも食べることができます。

沖縄では昔から家庭菜園でも栽培されており、ゴーヤーやヘチマと並ぶ夏野菜のひとつとして親しまれてきました。

名前の由来には諸説ありますが、熟すと表面が赤褐色になることから赤毛瓜と呼ばれるようになったといわれています。

モウイの旬はいつ?

モウイの旬は主に夏です。

沖縄では6月頃から店頭で見かける機会が増え、7月から9月頃にかけて多く出回ります。

暑い時期でも育てやすく、沖縄の気候に適した野菜として昔から栽培されてきました。

モウイはどこで買える?

モウイは県内のスーパーやJAファーマーズマーケット、農産物直売所などで購入できます。

地域によっては家庭菜園で育てている人も多く、夏になるとおすそ分けでもらうこともあります。

県外ではあまり見かけないため、沖縄ならではの野菜のひとつといえるでしょう。

沖縄県民がモウイを食べる理由

夏でも育ちやすく家庭菜園でも人気の野菜

モウイアップ

モウイは暑さに強く、沖縄の気候でも元気に育つ野菜として人気です。

昔から家庭菜園文化が根付いている沖縄では家庭で育てている方も多く、「たくさん採れたから持っていって」と近所や親戚からもらうことも珍しくありません。

暮らしに身近な野菜だからこそ、今でも多くの家庭で親しまれているのかもしれません。

水分が多く暑い時期に食べやすい

モウイのみずみずしい断面

モウイは水分を多く含んでおり、さっぱりとした味わいが特徴で、水分量の多さから沖縄では昔から夏場の熱中症対策としてもよく食べられてきた野菜です。
汁物や和え物などさまざまな料理に活用されています。

沖縄のモウイを実際に買ってみた

スーパーに並ぶモウイ

今回購入したモウイ

今回購入したモウイはこちらです。

測りにのったモウイ
購入価格:290円(税別)/313円(税込)
重量:約900g
購入場所:さわふじマルシェ(西原町)

見た目はきゅうりを大きくしたような印象ですが、持ってみるとずっしりとした重さがあります。

野菜売り場ではゴーヤーやヘチマほど目立ちませんが、存在感は十分です。

買ってきたモウイ
きゅうりと並ぶモウイ

(きゅうりよりだいぶ大きい)

切ってみたらこんな感じ

包丁を入れてみると、中は白くてみずみずしい果肉でした。

中央には種がありますが、冬瓜ほど大きくはありません。

皮を剝いているモウイ

(皮をむくと真っ白できれい)

モウイ断面横

(中央部分には種が)

モウイ断面縦

皮を剥きはじめてすぐに感じました。ウリ特有の香りがものすごくします。
想像していたよりしっかりウリの、あの香りがします。

正直なところ、この時点で少し警戒しました。

「これは苦手なタイプかもしれない……」

そんな予感が頭をよぎります。

ウリ嫌いがモウイを食べてみた

生で食べてみた

薄切りモウイ

まずは薄切りにしてそのまま食べてみました。

齧ってみて驚いたのですが、剥いているときよりウリ特有の香りを感じませんでした。
食感はシャキシャキしていてみずみずしく、きゅうりよりも更にすっきりした感じです。
ただ、やはりウリらしい風味はあることにはあります。

ウリ科が苦手な私としてはやはり独特の香りと風味に若干苦戦しました。

ウリ系の風味や香りが好きな人には問題ないと思いますが、私のようなウリ嫌いにはそのまま食べるのは少しハードルが高いかもしれません。

浅漬けにしてみた

浅漬けモウイのアップ

次は浅漬けに挑戦してみました。

印象がかなり変わります。

酸味と出汁が加わることでウリ特有の風味がやわらぎ、シャキシャキとした食感が際立ちました。
ウリの香りは感じるものの、個人的にはかなり食べやすくなり、これなら消費できるかもと思いました。

ウリ科大好きで漬物も好きな夫はかなり喜んでパクパク食べていたので、夏の常備菜としてよさそうです。

んぶしー(みそ煮)にしてみた

モウイんぶしー(みそ煮)

沖縄の家庭料理といえば”んぶしー(みそ煮)”、こちらも作ってみました。

加熱することで食感がやわらかくなり、みその風味も加わることでウリ科特有のクセがほぼなくなりました。

食感もとろりとしていてお肉と合うし、なによりあの香りがほぼないのがうれしい。
ウリの爽やかな香りが好き!という方には物足りないと思いますが、私のようなウリ系が苦手な方は、まずみそ煮から試してみるのがおすすめです。

夫にも食べてもらった結果

山盛りモウイカット

きゅうり大好き夫にも「浅漬け」「んぶしー(みそ煮)」「ツナ和え」「味噌汁」すべてモウイ尽くしで食べてもらいました。

結果一番好評だったのは「浅漬け」きゅうり好きからするとやはりウリの爽やかな香りが一番活きている浅漬けが一番美味しいとのこと。

一番微妙そうな顔をしていたのはツナ和えでした。

ツナがモウイの爽やかさよりも勝ってしまっているらしく、“モウイ”を味わいたい派としては物足りないそうです。
ちなみにウリ嫌いの私はこのツナ和えが一番食べやすかったので、ウリ好きと嫌いで好みがはっきりと分かれるのかもしれません。

モウイのおすすめの食べ方

1, 浅漬け(2~3人分)

もっとも手軽で食べやすい調理方法です。
塩昆布を加えると、さらに旨みが増します。

今回は半日ほどで味見をしましたが、しっかりと味がついていて美味しかったです。
お好みで七味や柚子などの柑橘系の香りで風味付けをしても合うと思います。

浅漬けの写真引き
  • 材料

モウイ 1/2本
塩 小さじ1/2 ※塩もみ用
塩昆布 5g
簡単酢 大匙4~5
  • 作り方

①モウイは皮をむき、種を取り除いて3~5mmほどの薄切りにする。
②モウイを軽く塩もみして10分以上放置→洗い流して軽く絞る
③塩昆布と簡単酢で1時間以上漬ける
浅漬け用モウイ塩もみ

私はウリの香りが苦手なので塩もみの工程を挟んでいますが、大丈夫な方は塩もみを飛ばして漬けても美味しく召し上がることができます。
漬け具合はお好みですが大根やショウガなどよりもはやく味が浸透します。
シャキシャキ感と風味を味わいたいなら1時間から3時間以内、しっとりしっかりが好きな方は半日以上がおすすめです。

2, ツナ和え(2~3人分)

ツナの旨みが加わることで、モウイの風味がやわらぎます。
サラダ感覚で食べられるため、初めてモウイを食べるという方にもおすすめです。

個人的にはモウイ料理4つの中で一番お手軽簡単で食べやすかったです。
冷やし中華の具材としても美味しそう。

モウイのツナ和え
  • 材料

モウイ 1/2本
塩 小さじ1/2 ※塩もみ用
ツナ缶 1缶(70g)
ポン酢 大匙1
ごま油 小さじ1
かつお節 5g
  • 作り方

①モウイは皮をむき、種を取り除いて細切りにする
②モウイを軽く塩もみして10分以上放置→洗い流してしっかり絞る
③油を軽く切ったツナ缶とポン酢、ごま油、かつお節をモウイと合わせる。
モウイの千切り
ツナポン酢と和えたモウイ

モウイの水分でびちゃびちゃになってしまうと味がぼやけてしまうので、塩もみ後はしっかり絞って水気を切ってあげてください。

しっかり冷やして食べたほうがさっぱりと美味しかったです。

3, んぶしー(味噌煮)(2~3人分)

沖縄の家庭料理でも見られる食べ方です。
味噌のコクが加わり、ご飯によく合うおかずになります。

モウイんぶしー(みそ煮)
  • 材料

モウイ 1本
豚バラ肉(薄切り) 100g
島豆腐 半丁
かつお出汁 300ml
料理酒 大匙1
みりん 大匙1
味噌 大匙1
甘めの味付けが好きな方は小さじ1程度のはちみつを足してください
  • 作り方

①皮を厚めにむいて5~7mm程度の半月切りにする。→ウリ苦手な方は軽く塩もみ10分放置→流す
②豚肉を完璧に火が通る手前まで炒める
③豚肉を鍋横に寄せて、豚肉からでた油でモウイを炒める
④モウイが半透明になってきたら豚肉を戻し、島豆腐を手で荒くほぐして入れる
⑤かつお出汁と料理酒、みりんを加えて蓋をしめ15分ほど煮る
⑥モウイが柔らかくなっていたら味噌を加えて蓋を開け10分ほど追加で煮る
 (水分を少し飛ばして汁気を調整するイメージです)
豚肉とモウイ

(豚肉の火が通りきる前にモウイを加えます、もし豚肉に火が通りすぎてしまいそうな場合は一旦フライパンから出しましょう)

半透明なったモウイ

(半透明になったら調味料と出汁を加えて煮ます)

加熱することでシャキシャキだった食感はとろっとやわらかく、味噌と出汁のおかげでウリ特有の香りや癖もほぼありません。作る工程は若干浅漬けなどに比べると大変ですがとても食べやすいのでおすすめです。

豚肉をポーク(スパム)やツナ缶に変えても美味しいです。

4, 沖縄風の味噌汁(2人分)

モウイの味噌汁

味噌汁に加えるだけでも十分おいしく食べられます。
生で食べるのちょっと苦手そうだけど、がっつりんぶしー(みそ煮)を作るのは少し腰が重いかも…という方は手軽に試せるこちらがおすすめです。

今回は普通に温かいお味噌汁にしましたが、冷や汁にしても夏の暑い時期には良さそうです。

  • 材料

モウイ 1/4本
島豆腐 1/3
わかめ 3g
かつお出汁 400ml
味噌 大匙1と1/2~
  • 作り方

①モウイは皮をむき、種を取り除いて5mmほどのいちょう切りまたは半月切りにする
②鍋にかつおだしを入れて沸かし、モウイを加えて5~7分煮る
③島豆腐を手で崩し入れ、さらにわかめを加え2~3分温める
④火を弱めて味噌を溶き入れ、沸騰させないようにひと煮立ちする

まとめ

モウイはきゅうりとも冬瓜とも少し違う、沖縄で親しまれている夏野菜です。
正直、ウリ嫌いの私は最初かなり警戒していました。

しかし実際に食べてみると、調理方法によって印象が大きく変わる野菜だと感じました。
特に「ツナ和え」や「んぶしー(みそ煮)」は食べやすく、ウリ系が苦手な方でも挑戦しやすいと思います。

沖縄のスーパーで見かけた際は、沖縄の代表野菜としてぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。沖縄の夏を感じられる素朴な野菜の魅力に出会えるかもしれません。

更に盛られたんぶしー
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この記事を書いた人

oshiro rino
oshiro rino
沖縄生まれ沖縄育ち。料理やお菓子づくりが好きで、沖縄の昔ながらのおやつやローカルフードも作ります。
休日は愛犬と沖縄県内の公園やイベントをあちこち巡りながら、犬と一緒に楽しめる場所探しています。
そして実は猫も大好き。猫グッズやペットが喜ぶおやつを見つけるために、ついお店をさまよってしまうこともしばしば。暮らしの中で見つけた“ちょっと気になる沖縄”を、地元目線で発信していきます!

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