2026.10.21 沖縄のおすすめドライブコースはどこ?エリア別に5つのルートを紹介

沖縄の楽しみ方はいろいろありますが、車で気ままに走るドライブは、その中でもとびきり自由なもの。青い海沿いの道も、緑深い山の道も、自分のペースで巡れます。
ただ、いざ地図を開くと、行きたい場所が多すぎて「どこをどう回ろう」と迷ってしまうものです。沖縄本島は、エリアが変われば海の色も道の表情もがらりと変わります。
この記事では、本島を北部・中部・南部の3エリアに分け、半日から1日で回れるドライブコースを5つ紹介します。走る順番や見どころ、気をつけたいポイントまで、コースごとにまとめました。
この記事のポイント
- 北部は海に架かる橋と大自然、中部は海の上を走る道、南部は聖地と絶景と、エリアごとに楽しめる景色が異なります。
- コースは半日で回れるものから丸1日かけるものまであり、使える時間に合わせて選べます。
- 海の上をまっすぐ走る爽快感を味わいたいなら、古宇利大橋を渡る北部コースや、海中道路を走る中部コースがおすすめです。
- 夕日を眺めたいなら、万座毛や残波岬など、西向きに海が開けるスポットで締めくくるコースが向いています。
- やんばるや東海岸は給油できる場所が限られるので、出発前の満タンをおすすめします。
エリアと時間で選ぶ沖縄本島のおすすめドライブコース
沖縄本島のドライブコースを、北部・中部・南部のエリア別に、半日で回れるものから1日かけるものまで紹介します。同じ本島でも、北へ行くほど自然が深くなり、南は聖地や岬の絶景が近い距離に集まっています。
那覇を起点にした場合の、エリアごとの距離感とコースは次のとおりです。
| コース | エリア | おすすめの人 |
|---|---|---|
| 美ら海と古宇利島をめぐるコース | 北部 | 沖縄が初めての人、定番スポットを押さえたい人 |
| やんばるの自然を楽しむコース | 北部 | 静かに自然の中を走りたい人 |
| 海中道路と東海岸をめぐるコース | 中部 | 海の上を走る爽快感がほしい人 |
| 西海岸の定番をめぐるコース | 中部 | 買い物と夕日を気軽に楽しみたい人 |
| 聖地と海の絶景をめぐるコース | 南部 | 短い時間で絶景と文化にふれたい人 |
北部は見どころが広い範囲に点在するので、丸1日かけてじっくり回るエリア。中部は市街地からの距離が近く、半日から気軽に楽しめます。南部は絶景と聖地が狭い範囲にまとまっていて、短い時間でも巡りやすいのが魅力です。
紹介しているコースで立ち寄るスポットについては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
【北部】美ら海と古宇利島をめぐるコース

北部の定番スポットをひと通り味わえるのが、このコースです。海の上を渡る橋、大水族館、木漏れ日の集落、そして水平線に沈む夕日。走るにつれて景色の表情が移り変わっていくのが、いちばんの魅力です。
丸1日かけて、北部のいいところをぐるりとつなぎます。
最初のハイライトは古宇利大橋。全長1,960mの橋が、エメラルドグリーンの海をまっすぐ貫きます。海の上を走っているような開放感は、写真で見る以上のもの。渡り切った古宇利島でひと休みしたら、美ら海水族館へ向かいます。水族館とすぐ近くの備瀬のフクギ並木はセットで回れる距離なので、続けて楽しむのがおすすめです。
最後は万座毛へ。東シナ海に面して西を向いた断崖は夕日の名所として知られ、到着を日暮れどきに合わせれば、水平線をオレンジに染めるサンセットがドライブの締めくくりになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ルート | 那覇 → 古宇利島・古宇利大橋 → 沖縄美ら海水族館 → 備瀬のフクギ並木 → 万座毛 → 那覇 |
| 所要時間の目安 | 那覇中心部から古宇利大橋:高速利用で約1時間30分古宇利大橋から沖縄美ら海水族館:約25分沖縄美ら海水族館から備瀬のフクギ並木:約7分備瀬のフクギ並木から万座毛:約1時間万座毛から那覇中心部:約50分 |
| おすすめの人 | 沖縄が初めて、定番をしっかり押さえたい人 |
| ドライブのポイント | 帰りの国道58号は夕方に渋滞しやすいため、時間に余裕をもった計画を。 |
【北部】やんばるの自然を楽しむコース

「定番よりも、静かに自然の中を走りたい」という日にぴったりなのが、やんばるをぐるりと周回する北部コースです。
那覇から高速で名護まで走ったら、そこから西海岸を北上して本島最北端の辺戸岬へ。帰りは東海岸を南下して名護へ戻り、那覇へ帰ります。世界自然遺産に登録された、やんばるの森と海を1日かけて味わうルートです。
このコースの醍醐味は、行きと帰りで景色ががらりと変わるところにあります。名護から辺戸岬へ向かう西海岸の道は比較的平坦で、左手に東シナ海の大海原を望みながら気持ちよく走れます。
折り返しの辺戸岬は、太平洋と東シナ海の荒波がぶつかる本島最北端の岬。ここから名護へ戻る東海岸は一転して、アップダウンの続く山あいの道になり、深い森の空気の中を抜けていきます。
道中には大宜味や国頭の道の駅が点在し、シークヮーサーをはじめとする特産品を楽しめる休憩スポットになっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ルート | 那覇 → 名護 → (西海岸を北上)→ 辺戸岬 → (東海岸を南下)→ 名護 → 那覇 |
| 所要時間の目安 | 那覇中心部から名護市:高速利用で約1時間名護市から辺戸岬(西海岸経由):約1時間辺戸岬から名護市(東海岸経由):約1時間40分名護市から那覇中心部:高速利用で約1時間 |
| おすすめの人 | 静かに自然の中を走りたい、絶景ドライブが目的の人 |
| ドライブのポイント | 東海岸には給油できる場所がない区間があるので、出発前に満タンに。山あいの道はカーブや野生動物の飛び出しにも注意。 |
【中部】海中道路と東海岸をめぐるコース

海の上をまっすぐ走る爽快感を味わうなら、うるま市の東海岸コースです。歴史ある勝連城跡から始まり、海中道路を渡って、果報バンタ、浜比嘉島へ。街なかから離れるほど時間の流れがゆるやかになり、最後は島でひと息つく、という流れです。
このコースの主役は、なんといっても海中道路。全長約4.7km、道幅が広くまっすぐに延びているので視界をさえぎるものがなく、両側に海を感じながら爽快に走り抜けられます。
中央にある「海の駅あやはし館」は、360度に海が広がる休憩スポットです。海中道路を渡った先では、宮城島の断崖・果報バンタから遠浅の海を見下ろし、神の島と呼ばれる浜比嘉島まで足を延ばせます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ルート | 那覇 → 勝連城跡・あまわりパーク → 海中道路 → 果報バンタ → 浜比嘉島 → 那覇 |
| 所要時間の目安 | 那覇中心部から勝連城跡・あまわりパーク:約50分勝連城跡・あまわりパークから海中道路:約5分海中道路から果報バンタ:約15分果報バンタから浜比嘉島:約15分浜比嘉島から那覇中心部:約1時間 |
| おすすめの人 | 海の上を走る爽快感を味わいたい人 |
| ドライブのポイント | 海中道路は荒天時に通行規制がかかることがあるので、事前に道路情報を確認。 |
【中部】西海岸の定番をめぐるコース

中部は東海岸だけではありません。買い物や食事、そして夕日を気軽に楽しみたいなら、西海岸の定番コースがおすすめです。北谷のアメリカンビレッジで過ごし、読谷方面へ北上して、読谷村の残波岬で1日を締めくくります。半日で回れる手軽さが魅力のコースです。
アメリカンビレッジは、アメリカ西海岸を思わせるカラフルな街並みに、ショップや飲食店が集まるエリア。買い物やカフェでのんびりしたあとは、海沿いを北へ走ります。
締めくくりの残波岬は、高さ約30mの断崖が約2kmにわたって続く景勝地。ここは沖縄本島で最後に夕日が沈む場所として知られていて、白い灯台と茜色の空のコントラストは格別です。灯台は内部に上ることもでき、東シナ海のパノラマを見渡せます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ルート | 那覇 → 北谷・アメリカンビレッジ → 残波岬 → 那覇 |
| 所要時間の目安 | 那覇中心部から北谷・アメリカンビレッジ:約30分北谷・アメリカンビレッジから残波岬:約30分残波岬から那覇中心部:約1時間 |
| おすすめの人 | 買い物と夕日を気軽に楽しみたい人 |
| ドライブのポイント | 北谷周辺は週末や夕方に渋滞しやすいため、時間に余裕をもった計画を。 |
【南部】聖地と海の絶景をめぐるコース

絶景と聖地がコンパクトにまとまり、短い時間でも巡りやすいのが南部です。ニライ・カナイ橋の絶景ルートを下り、琉球王国最高の聖地・斎場御嶽へ。知念岬公園で海を眺め、奥武島でひと息つく、聖地と絶景を欲張りに楽しむコースです。
始まりのニライ・カナイ橋は、観光施設ではなく「走って楽しむ絶景ルート」。全長660m・高さ80mの高台から海へ向かって大きなカーブを描き、頂上のトンネルを抜けた瞬間、正面に太平洋がぱっと広がります。
続く斎場御嶽は、うっそうとした森に包まれた神聖な場所。ここは券売所から入口まで歩いて7〜10分あり、見学に50〜60分ほどかかります。
斎場御嶽を出たら、海にせり出した知念岬公園へ。芝生の先に太平洋が大きく広がり、久高島やコマカ島を望む見晴らしのよい岬です。最後は橋で渡れる小さな離島・奥武島へ。もずく漁で知られ、揚げたての沖縄てんぷらをその場で味わえる、のんびりとした島です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ルート | 那覇 → ニライ・カナイ橋 → 斎場御嶽 → 知念岬公園 → 奥武島 → 那覇 |
| 所要時間の目安 | 那覇中心部からニライ・カナイ橋:約35分ニライ・カナイ橋から斎場御嶽:約5分斎場御嶽から知念岬公園:約5分知念岬公園から奥武島:約20分奥武島から那覇中心部:約30分 |
| おすすめの人 | 短い時間で絶景と沖縄の文化にふれたい人 |
| ドライブのポイント | ニライ・カナイ橋は橋の上に駐停車できないため、景色は手前の展望台に車を停めて楽しむ。 |
沖縄でのドライブに関するよくある質問
海の上を走る爽快感を味わうなら、北部の古宇利大橋か、中部の海中道路がおすすめです。全長1,960mの古宇利大橋も、全長約4.7kmの海中道路も、両側にどこまでも海が広がる中をまっすぐ走り抜けられます。
夕日を狙うなら、西向きに海が開けるスポットで締めくくるコースを選んでみてください。北部コースの万座毛と、中部の西海岸コースの残波岬が、その代表格。到着を日暮れどきに合わせれば、水平線をオレンジに染めるサンセットが、1日の締めくくりになりますよ。
給油できる場所が限られる点に注意が必要です。とくに東海岸には給油所のない区間があるので、出発前に満タンにしておきましょう。また、東海岸は山あいのアップダウンの多い道が続くため、カーブや野生動物の飛び出しにも気をつけて走りましょう。
まとめ
同じ沖縄本島でも、走る道が変われば見える景色はまるで違います。海の上をまっすぐ延びる橋、深い森が続くやんばるの山道、聖地へと下っていく高台のカーブ。エリアごとの個性は、車で走ってこそ肌で感じられるものです。
写真や動画だけでは伝わらない、沖縄ならではの景色や空気を、実際に走りながら感じてみてください。気になるコースが見つかったら、次のお出かけや休日のドライブに取り入れてみてはいかがでしょうか。

