2026.10.21 沖縄観光は車なしでも楽しめる!ゆいレールとバスで巡るエリア別モデルコース

沖縄の観光といえば、レンタカーで巡るイメージが強いかもしれません。「運転はちょっと不安」「免許を返納したけれど、県内のあちこちへ出かけたい」そんな方も多いのではないでしょうか。
ゆいレールや路線バス、高速バスを上手に使えば、車がなくても沖縄の見どころはしっかり楽しめます。渋滞や駐車場探しに悩まされず、移動中の景色をのんびり眺められるのも、車なし観光ならではの魅力です。
この記事では、車なしで沖縄観光をするときの移動手段とお得なきっぷ、那覇市内・南部・北部のエリア別モデルコースを紹介します。
この記事のポイント
- 那覇市内はゆいレール、南部へは路線バス、北部の美ら海水族館へは高速バスを使えば、車がなくても主な観光地へ行けます。
- ゆいレールの1日フリー乗車券は大人1,000円で、使い始めてから24時間乗り放題です。
- 路線バスが乗り放題になる沖縄路線バス周遊パスは、観光目的で短期滞在する県外在住の方が対象で、沖縄県民は利用できません。
※料金や時刻などは2026年10月時点の情報です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
車なしで沖縄観光する場合の移動手段とお得なパス

車なしの沖縄観光で使う乗り物は、ゆいレール・路線バス・高速バス(空港シャトル)の3つです。那覇市内の観光はゆいレールが中心。南部や中部へは路線バス、北部の美ら海水族館方面へは高速バスや空港シャトルを使います。
| 移動手段 | 対応エリア |
|---|---|
| ゆいレール | 那覇空港から那覇市内、首里、浦添まで |
| 路線バス | 本島全域 |
| 高速バス・空港シャトル | 名護・本部などの本島北部、恩納村のリゾート地 |
ゆいレール
那覇観光の主役になるのが、沖縄都市モノレール「ゆいレール」です。那覇空港駅からてだこ浦西駅までを結び、国際通りや首里城の最寄り駅にも止まります。
何度も乗るなら、フリー乗車券がお得。「1日」といっても、使い始めてから24時間有効な時間制のきっぷなので、夕方から使い始めて翌日の午前中まで乗ることもできます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間 | 那覇空港駅からてだこ浦西駅まで |
| 普通運賃 | 大人250円から390円 |
| 1日フリー乗車券 | 大人1,000円、こども500円(24時間有効) |
| 2日フリー乗車券 | 大人1,800円、こども900円(48時間有効) |
| 支払い方法 | 現金、OKICA、Suicaなどの交通系ICカード、クレジットカードのタッチ決済 |
フリー乗車券を見せると入場料が割引になる施設もあり、首里城公園では団体料金が適用されます。
路線バス
ゆいレールの届かない南部や中部へ足をのばすなら、路線バスの出番です。沖縄本島の路線バスは、主に琉球バス交通・那覇バス・沖縄バス・東陽バスの4社が運行しています。運賃と支払い方法は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 那覇市内線の運賃 | 大人280円(2026年4月1日改定)※10番の新都心区間など一部に例外あり |
| 市外線の運賃 | 乗車距離に応じて変動 |
| 支払い方法 | 現金かOKICA一部の路線では、クレジットカードなどのタッチ決済にも対応 |
| 日祝ファミリー割引 | 日曜・祝日などは、大人(中学生以上)1人につき、小学生以下の子ども3人まで無料現金・OKICA・定期券で乗る場合に適用され、高速バスとリムジンバスは対象外 |
県外から来た方が戸惑いやすいのが支払い方法です。琉球バス交通・那覇バスの路線バスでは、Suicaなどの交通系ICカードは使えません。現金か、OKICAを用意しておきましょう。
時刻や経路は、沖縄本島の路線バスの総合案内サイト「のりものNAVI」で調べられます。乗りたいバスがいまどこを走っているかがわかる接近案内もあるので、待ち時間の目安になりますよ。郊外の路線は本数が少ない系統もあるため、乗る前に時刻を確かめておきましょう。
参考:琉球バス交通 那覇バス 公式サイト|運賃表掲載について
参考:沖縄バス株式会社 公式サイト|令和8年4月1日実施 沖縄本島内の乗合バス路線「那覇市内均一制運賃等」の改定について
参考:東陽バス株式会社 公式サイト|運賃表
バスモノパス
那覇市内をバスとモノレールで回りたい日にぴったりなのが、バスモノパスです。那覇市内の那覇バスとゆいレールが、使用当日に乗り放題になります。料金は大人1,500円、こども750円。県民も観光客も購入できます。
沖縄 路線バス 周遊パス
本島のあちこちをバスで巡る旅行者の強い味方が、沖縄路線バス周遊パスです。琉球バス交通・那覇バス・沖縄バス・東陽バスの4社の路線バスが乗り放題になります。
| 券種 | 大人 | 小児 |
|---|---|---|
| 路線バス1日券 | 2,900円 | 1,450円 |
| 路線バス3日券 | 5,800円 | 2,900円 |
| ゆいレールプラス1日券 | 3,500円 | 1,750円 |
| ゆいレールプラス3日券 | 6,400円 | 3,200円 |
- 使えるのは、観光目的で短期滞在する県外在住者に限られます。沖縄県民は購入できません。
- 高速道路を通る111番・117番、空港リムジンバス、定期観光バスには乗れません。
- ゆいレールプラスに付くモノレール乗車券は1日券です。
高速バス・空港シャトル
那覇と本島北部を結ぶのが、高速道路を通る高速バスと空港シャトルです。どの路線も那覇空港から乗れて、名護や本部、今帰仁、恩納村のリゾート地まで乗り換えなしで向かえます。
| 路線 | 主な行き先 |
|---|---|
| 高速バス111番 | 名護 |
| 高速バス117番 | 名護、本部、美ら海水族館 |
| やんばる急行バス | 名護、本部、美ら海水族館、今帰仁 |
| 沖縄エアポートシャトル | 恩納村のリゾート地、名護、美ら海水族館、備瀬のフクギ並木 |
高速バス111番・117番は、沖縄路線バス周遊パスの対象外です。やんばる急行バスではOKICAが使えず、Suicaなどの交通系ICカードやクレジットカードのタッチ決済で支払います。
車なしで楽しむエリア別モデルコース

車なしで沖縄を巡るなら、1日に1エリアを目安に回ると、移動に追われずにすみます。ここで紹介する3つのコースは、どれもゆいレールや路線バス、高速バスで回れるルートです。
各コースの起点は、ゆいレール旭橋駅のそばにある那覇バスターミナル。那覇の中心にあり、路線バスの多くがここから発着します。那覇空港から直接向かう場合の乗り方は、各コースの中で紹介しています。
郊外ほどバスの本数が少なくなるため、次に乗るバスの時刻は事前に確認しておきましょう。
主な観光地を1日でまとめて楽しみたいなら、那覇発着の観光バスツアーもおすすめです。こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
【那覇市内】ゆいレールで巡る首里城と国際通りコース
首里城で琉球王国の歴史にふれ、その後は国際通りと公設市場で食べ歩き。那覇バスターミナルそばの旭橋駅からゆいレール1本で巡れる、車なし観光のはじめの一歩にぴったりのルートです。
| 区間 | 移動手段 | 所要時間 | 運賃(大人) |
|---|---|---|---|
| 旭橋駅から首里駅 | ゆいレール | 約16分 | 320円 |
| 首里駅から首里城公園(守礼門) | 徒歩 | 約15分 | なし |
| 首里駅から牧志駅 | ゆいレール | 約11分 | 290円 |
| 牧志駅から第一牧志公設市場 | 徒歩 | 約10分 | なし |
首里駅から首里城までは、歩いて15分ほど。歩くのが大変なときは、駅前から那覇バス7番・8番(首里城下町線)に乗りましょう。「首里城前」で降りれば守礼門はすぐそこで、運賃は大人280円です。
首里城を見学したら、ゆいレールで牧志駅へ。公設市場は夜22時まで開いていて、1階で買った魚や肉を2階の食堂で調理してもらう「持ち上げ」も楽しめます。
那覇空港から直接向かうなら、那覇空港駅から首里駅まで乗り換えなしで約27分(360円)で行けます。
【南部】ひめゆりの塔から平和祈念公園とおきなわワールドへ向かうコース
沖縄戦の歴史を伝える場所をたどり、最後は鍾乳洞で知られるおきなわワールドへ。糸満で琉球バス交通の82番に乗れば、3つの場所が1本の路線でつながります。
| 区間 | 移動手段 | 所要時間 | 運賃(大人) |
|---|---|---|---|
| 旭橋・那覇バスターミナルから糸満バスターミナル | 琉球バス交通・沖縄バス 89番 | 約30〜40分 | 670円 |
| 糸満バスターミナルから糸満市場前 | 徒歩 | 約10分 | なし |
| 糸満市場前からひめゆりの塔前 | 琉球バス交通 82番 | 約11分 | 300円 |
| ひめゆりの塔前から平和祈念堂入口 | 琉球バス交通 82番 | 約17分 | 200円 |
| 平和祈念堂入口から沖縄県平和祈念資料館 | 徒歩 | 約5分 | なし |
| 平和祈念堂入口から玉泉洞前 | 琉球バス交通 82番 | 約20分 | 490円 |
| 玉泉洞前からおきなわワールド | 徒歩 | 約2分 | なし |
89番に乗るときは、乗り場に気をつけて。那覇バスターミナルの構内から乗ると、那覇市内をぐるりと回ってから糸満へ向かいます。ろうきんの前にある「旭橋・那覇バスターミナル」バス停から乗れば、遠回りせずにすみますよ。
糸満バスターミナルに着いたら、82番は10分ほど歩いた「糸満市場前」バス停から。ターミナルから直接乗れる108番もひめゆりの塔前に停まりますが、40分ほどかかります。
82番は1時間に1本ほどしか走っていません。バスを降りたら、まず次の便の時刻をチェックしておくと安心です。平和祈念公園の最寄りは「平和祈念堂入口」、おきなわワールドは「玉泉洞前」と、施設名とは少し違うバス停名なので、乗り過ごさないよう覚えておきましょう。
【北部】美ら海水族館と備瀬のフクギ並木コース
ジンベエザメが泳ぐ大水槽を見上げたあとは、木漏れ日が揺れるフクギ並木をのんびり散歩。那覇から高速バス1本で向かえる、北部の定番コースです。
| 区間 | 移動手段 | 所要時間 | 運賃(大人) |
|---|---|---|---|
| 旭橋・那覇バスターミナルから記念公園前 | 琉球バス交通・沖縄バス・那覇バス 117番 | 約2時間〜2時間15分 | 2,770円 |
| 記念公園前から沖縄美ら海水族館 | 徒歩 | 約10分 | なし |
| 沖縄美ら海水族館から備瀬のフクギ並木 | 徒歩 | 約15分 | なし |
旭橋・那覇バスターミナルを出る117番は1日8本で、最終は13時50分。水族館とフクギ並木の両方をゆっくり楽しむなら、午前中の便に乗るのがおすすめですよ。
水族館からフクギ並木へは、県道114号沿いに北へ歩いて15分ほど。ほぼ平坦な道なので、海風を感じながら向かえます。
那覇空港から直接向かう場合は、117番も那覇空港から乗れます(運賃は空港から乗ると2,880円)。ほかに、やんばる急行バス(2,000円)と沖縄エアポートシャトル(2,400円)も、記念公園前まで乗り換えなしで行けます。
車なしの沖縄観光に関するよくある質問
楽しめます。那覇市内はゆいレール、南部へは路線バス、美ら海水族館のある北部へは高速バスを使えば、主な観光地へ車なしで行けます。名所を1日でまとめてめぐりたいなら、那覇発着の観光バスツアーを利用する方法もあります。
ゆいレールの1日フリー乗車券(大人1,000円)と2日フリー乗車券(大人1,800円)、那覇市内の那覇バスとゆいレールが1日乗り放題のバスモノパス(大人1,500円)があります。観光目的で短期滞在する県外在住の方なら、本島の路線バスが乗り放題になる沖縄路線バス周遊パスも使えます。
はい、行けます。旭橋・那覇バスターミナルから高速バス117番に乗れば、約2時間〜2時間15分で最寄りの「記念公園前」に着きます。バス停から水族館の入口までは徒歩約10分です。
ゆいレールとやんばる急行バスでは使えます。一方、琉球バス交通・那覇バスの路線バスでは使えず、現金か沖縄のICカード「OKICA」で支払います。一部の路線では、クレジットカードなどのタッチ決済にも対応しています。
まとめ
車がないと沖縄観光は不便、と思われがちですが、実際はゆいレールとバスでたどり着ける場所は想像以上に多いです。
渋滞や駐車場探しから解放されて、窓の外を流れる海や街並みをのんびり眺められる。そんな時間の使い方ができるのも、車なし観光ならではのぜいたくです。
まずは気になる1エリアを選んで、ゆいレールやバスに揺られながら出かけてみてはいかがでしょうか。

